チアダンスにはアームモーション(手の形)や、足のステップ、テクニック(技)の名前など、基本ステップから応用まで、たくさんの専門用語があります!
以前Gravis会員向けのニュースレターにいくつかピックアップしましたが、まだまだたくさんあるので、続きをご紹介していきます!!
ステップの種類や、アームモーション・ポーズの種類・名前をしっかり覚えて、レッスンに活かしていきましょう!!
そもそも、チアダンスとはどんなダンスでしょうか!?
目次
チアダンスとは?
チアダンスとは何でしょうか?チアリーディングとは何が違うのでしょうか?
チアダンスのルーツから説明していきます!
チアダンスのルーツ
チアダンスは、チアリーディングから派生したスポーツで、本場アメリカでは「Pom Dance(ポンダンス)」あるいは「Dance」と呼ばれ、独立したスポーツ競技として定着しています。
チアダンスの元となるチアリーディングは、およそ100年前アメリカの大学で母校のフットボールチームを応援するために誕生したと言われています(当初は男子学生による声援の形式でした)。
今日のように女性のダンスによるスタイルが確立されたのは、およそ30年前です。当時は、ソングリーディングやダンスドリルとも呼ばれていましたが、玉川大学ダンスドリルチームを創設した方が『チアダンス』という言葉を命名し、日本でその名が広まりました。
チアダンスとチアリーティングの違い
チアダンスは、チアリーディングの中のダンス部分を独立させた競技で、タンブリングやスタンツのようなアクロバティックなものは含まれません。
競技においては約2分間の時間内でポンダンス・ラインダンス・ヒップホップダンス・ジャズダンスを組み合わせて振付けを構成し、チームとしての一体感や表現力などを競い合います。
チアダンスを構成する4つのダンス(ジャンル)
1.ポンダンス
シャープで力強い腕のモーション、同調性溢れるダンス、ポンポンなどの手具を視覚的効果を取り入れて行われるダンス
2.ラインダンス
その名の通り線(ライン)のように複数の選手が、肩を組んだり腰に手を添えるなど、1列につながったフォーメーションで行うキックのコンビネーションダンス”
3.HIPHOP(ヒップホップ)ダンス
ストリートスタイル(Hip Hop・Funk・Locking など)の動きとリズムを取り入れたダンス
4.JAZZ(ジャズ)ダンスバレエを基礎とするしなやかで流れるような動きを中心としたダンスで、音楽の特徴や世界観を表現するダンスジャンル。
詳細はこちらのページをご確認ください。チアダンスとは
ポンダンスに使われるアームモーションとは??
チアダンスのポンダンスは、「シャープで力強い腕のモーション、同調性溢れるダンス、ポンポンなどの手具を視覚的効果を取り入れて行われるダンス」と言われているように、腕の動きがとっても重要になります。
アームモーション(腕の形)がいくつも組み合わさってダンスの振付が完成するのです。
腕の通り道・出した腕の向きや形までも統一されています。
1人でも違う腕の向きの人がいたり、経由が違ったりすると、
そのダンスは統一感が損なわれてしまうので、アームモーションの形を覚えるの基本中の基本!!
しっかり覚えていきましょう!!
アームの基本!フィスト
アームモーションのキホン!ポンポンを持つ手のことを言います!
「拳」です!
拳の握り方は、4本の指を付けて、親指を離す
そのあと、4本指を先に巻いてグーを作り、最後に親指を付けて拳を作ります。
始めは、フィストの向きを統一するために、まずポンポンを持たずに、練習をします。
フィストの向きが完璧になったら、フィストを意識してポンポンを持つ。
しっかり、握りましょう!
主なアームポジション
・ハイブイ
1番はじめに覚えるアームモーションと言っても過言ではないです!フィストの向きには親指側が前!
・ダイアゴナル
チームで角度を合わせるのが大変なアームモーションです!上の手は「ハイブイ」の位置ですよ!
・タッチダウン
肩を下げて狭めにつくるのがポイント!両手をまっすぐパンチするアームモーションです。
他にも、
・ローブイ
・エルモーション
・Tモーション
・ハーフT
などは、演技中でよく使われるので、瞬時に正しい場所で出せるようにしておきましょう!
その他のアームポジション
決められたアームポジションは他にも沢山あります。
・テーブルトップ
先ほどのタッチダウンの形から、肘を曲げ、脇を閉めた形です。
フィストは小指が前を向くようにしましょう!
・ロータッチダウン
タッチダウンの反対です。下に向かって腕を平行に突き出します。
フィストは親指が前を向くようにしましょう!
・ボーアンドアロー
片腕がTモーション、もう一方の腕がハーフTの形のアームモーションです。
「アロー」とは英語で弓矢を表します。
その名の通り、弓矢を引くような形を作ります。
他にも左右バラバラのアームポジションは沢山あるので、どの形がフリに入っても正確な位置で出すようにしましょう。
ここで、うまくなるポイントを紹介!!
アームの2つの出し方
アームモーションとは、手の形(ポジション)のことを言います。
アームモーションを行うとき、2つの出し方(動かし方)があるのを知っていますか?
1つ目は【ブレイク】
ブレイクという出し方は、ひじを曲げて出すことを言います。
クラスプからアームモーションを出す場合、すでにひじは曲がっているところから出すので基本的にブレイクになります。
2つ目は【ストレート】
ストレートという出し方は、出しているアームモーションから次のアームモーションへのチェンジを、ひじを曲げたりせずダイレクトに行うことを言います!
出し方や経由を統一すると、シャープで均一性のある踊りへと繋がります!
強いアームモーションを身につけるための練習方法
500mlペットボトルや1kgのダンベルを持って、アームモーションの練習をしてみましょう!
ダンベル練習は、とっても辛いけどとっても効果的!
重さに振り回される腕を自分でコントロールしようとするので、止めたい場所で力を入れる習慣がつくと強いアームモーションを身につけることができます!
下半身の安定もとても重要になりますので、足を大きく開く広げ立ち、お腹にも力を入れて上半身の引き上げもしっかりコントロールしましょう!
身体のコントロールができるようになるとテクニックにも活きてきます!!
いきなり負荷をかけすぎると怪我の恐れもありますので、肩や首、腕のストレッチをしてから無理なく効果的に行なっていきましょう。
チアダンスで使われる足のステップ
チアダンスでは、演技中に沢山のステップが使われます。
移動として使われたり、技の助走として使われたり、用途は様々ですが、足元の綺麗さはジェッジの大切な要素です。
主なステップを紹介していきます!
ルルベウォーク
ルルベ=つま先立ちですね!
その状態で歩くのですが、ただつま先立ちで歩くだけではダメなんです。
真っ直ぐに歩けているか?上半身はぶれていないか?重心の位置は正しいか?…チェックポイントは沢山あります。
高校生の大会では、「入場はルルベウォーク」と決められている大会もあるので、綺麗にできるように心がけていきましょう!
タンジュウォーク
タンジュもただ床を擦って軽くキックするだけでは足りません。
床から足が離れるギリッギリまで、床を掴むイメージでポイントをするようにしましょう。
また、その際内股ではなく、踵が見えるようなアウトで「スッ」とタンジュをすると綺麗ですね!
シャッセ
シャッセはチアダンスにおいてとっても重要なステップです。
空中で2つの足のつま先を合わせるステップですが、ここでも大切なのが、「アウト」にする事です。
また、1番上に跳ぶ高さが高いほど綺麗なので、その前の踏み込みをしっかりするようにしましょう!
ジュッテやスイッチの基礎にもなる大切なステップなので、気合いを入れて練習していきましょう!!
ポニー
その名の通り、馬が走るように、軽く太ももを引き上げるステップです。
チアダンスでは、主に移動に使われるので、前に進むポニーだけでなく、後ろ、横、、と4方向でできるようにしましょう!
また、左のポニーがフリに入る事もあるので、右が慣れたら左のポニーも習得しましょう!
シェネ
ルルベアップの状態で、左右交互に、足をまっすぐ前に出す事で、クルクルと回りながら進むステップです。
真っ直ぐに進むコツは首きりです!素早く首をきって前を確認しながら、お腹に力を入れて、ヨロヨロしないように前に進みましょう!
シェネリープ(シェネジュッテ)や、シェネトータッチ、シェネスイッチ、シェネCジャンプ、シェネスイッチセカンドなどなど、沢山の応用技の助走として使われます。
ピケ
シェネと同じ動きで、足を出した瞬間に、もう一方の足をアウトパッセにするのが「ピケ」です。
演技中では、「4方向ピケ」として使われる事が多いです。
パッセは「アウト」なのですが、やっていると知らず知らずのうちに太ももが閉じてきて、普通のパッセのようになってしまう人が多いので、毎回、真横に、綺麗なアウトパッセを出すようにしましょう!
基本チアダンステクニック
続いて、チアダンスのテクニックを紹介していきます。
テクニックは、簡単なものから、難しいものまで沢山あります。
また、近年新しい技がどんどん増えてきています。
どんなテクニックも基礎を大切に練習していきましょう!
続いて、チアダンスのテクニックで最もメジャーなジャンプテクニック、トータッチ!!
トータッチ
代表的なジャンプの技!上体をしっかり起こして、足は真横に上げないように意識しましょう!
トータッチの練習をしてみたいと思ったら→チアダンステクニック【トゥータッチ】動画をシェア!
ピルエット
ターンの一つです。プレパレーション(回る前の準備のこと)を大切に、軸足をしっかり伸ばしましょう!
トータッチ以外にも、チアダンスで使われるジャンプ系テクニックは沢山あります。
イーグルジャンプ
スプリットジャンプ
フライアーウェイ
Cジャンプ
ハードラー
ティルトジャンプ
セカンドリープ
ジャンプ系のテクニックの全てにおいて共通する大切な事は、踏み込みです。
十分な踏み込みがないと高くジャンプすることができないので、滞空時間が減り、完成度が高いジャンプが跳べなくなってしまいます。
自分が1番飛びやすい踏み込みの形を見つけて、フリの途中でも、綺麗なジャンプを跳べるようにしましょう!
その他のテクニック〜ターン編〜
シンプルなターンは、年々回転数が上がり、大会では、5回転を見かけるなんてこともありますね。
ターンは種類自体はそこまで多くありません。
シングル
ダブル
トリプル
カトル
5回転
グランフェッテ
アラセゴンターン
ペンシルターン
クッペターン
Y字ターン
どのターンにも共通して大切なのは、ターン中の姿勢です。
いくら、多い回転数が回れても、形が汚くては元も子もありません。
上半身を引き上げて、高いルルベで、骨盤も真っ直ぐにして、そして、素敵な笑顔で、回れるように頑張りましょう!
コンビネーション技
チアダンスには、いろいろな技を組み合わせた、コンビネーション技が沢山存在します。
スイッチ
シェネリープ(シェネジュッテ)
シェネトータッチ
シェネスイッチ
シェネCジャンプ(アラレ)
シェネスイッチセカンド
フェッテイリュージョン
3方向フェッテ
4方向フェッテ
ジャンプフェッテ
年々沢山のコンビネーション技が生み出されています。
これらは全てレベルが高いテクニックなので、いきなり挑戦するのは難しいですが、できるととってもかっこいい技ばかりなので、是非挑戦してみてください!
チアダンスのテクニックがもっと知りたい方は→チアダンス テクニック(技)をご紹介!
Gravis(グラビス)チアダンススクールのご紹介
ここからは、Gravisのチアダンススクールについて詳しくご紹介します♪
Gravis(グラビス)チアダンススクールの特徴
Gravis(グラビス)チアダンススクールの特徴は、
■東京・神奈川中心に90拠点以上でチアダンスクラスを開講!
会員様のご都合にあわせて拠点をお選びいただけます。
■日本最大級!在籍生徒数1,700人突破♪
3歳の幼児クラスから、大会チームまでプロデュースしております。
■講師(インストラクター)の指導実績が豊富!
Gravisの講師は、映画「チア☆ダン」に出演・振り付け指導、また国内外の競技大会において、さまざまな賞を受賞しております。
インストラクター研修を経た講師が、チアダンスの正しい基礎から応用まで、丁寧に指導します。
チアダンスクラスのレッスンの流れ
つぎに、Gravis(グラビス)のチアダンスクラスのレッスンの流れです!
■レッスン開始前
レッスンスタート!の前に、まずしっかり準備を整えます。荷物を整理したり、カードを出したり、レッスンに参加する準備はお子さまご自身でおこないます。
■<5分>挨拶・出欠確認・目標確認
グラビスでは、クラスをチームと呼びます。レッスン開始前には自由遊び、自由時間を設け、開始時間になるとチーム全員の顔がみえるよう円をつくり、元気な声で挨拶、出欠確認と今日のレッスン内容などの共有とコミュニケーションタイムをとります。
■<15分>レクリエーション・ウォーミングアップ・ストレッチ
簡単なレクリエーションなどを取り入れながら、ウォーミングアップをして身体づくりをします。
■<15分>バレエ基礎・筋力トレーニング・クロスフロア
ダンスのために必要な基礎トレーニング、バレエ、筋力トレーニング、クロスフロア(ターン、ジャンプなどのテクニック練習)をしていきます。※対象クラスに応じて難易度が異なります。
■<20分>ダンスルーティン振り入れ・練習・踊りこみ
各チームの振付曲を練習、踊りこみに入ります。※約1分程度の振り付けを構成を含めてチームとして完成させていきます。
■レッスン終了
最後は開始と同様、チーム全員で円をつくり、レッスンのフィードバックや次回までの復習課題や保護者の方への事務連絡を確認して、挨拶をして終了となります。
上記のように、毎回レッスン内容や目標を明確にし、講師と生徒で共有することで、生徒のみなさんも集中してレッスンに取り組むことができると考えています!
チアダンスって、どのくらいお金がかかるの?
Gravis(グラヴィス)チアダンススクールで実際にかかる費用は、以下の通りです♪
体験レッスン
・初回体験レッスン 1,000円
※入会前に何回か体験したい!という方は、2回目以降、非会員料金3,000円で受講することも可能です。(お得なキャンペーン実施時期もありますのでご確認ください。)
初期費用
・入会金 5,000円(入会金はキャンペーンにより変動いたします。)
・事務手数料 1,500円
※入会後、継続してレッスンをご受講いただいている方は、毎月のお月謝やレッスン料のみとなりますが、半年以上ご受講がない場合は更新料(再登録料)として1,000円を頂戴しております。
レッスン料金
・各拠点のお月謝は、教室一覧・レッスン料金をご確認ください♪
拠点やクラスの開講頻度・内容にもよりますが、グラビスの場合は、基本的には「月謝制」でのお支払いをお願いしております。
月謝制をお願いする理由には、チアダンスは、1レッスン(単発レッスン)で劇的に上達する習い事ではないから、ということがあります。
継続してレッスンに通い、正しい基礎を定着させることで、応用の動きができるようになります。さらに、チアダンスの魅力の一つでもある「チームワーク」の大切さを、クラスのお友達と関わるなかで身につけていってほしいという願いがあります。
ただし、月途中でのご入会や、通常のクラスに加えて別ジャンル(クラス)を受講したい!という方は、「都度払い」での受講も可能です。
またレッスンをお休みする場合は、振替制度もご用意しておりますので、ご安心くださいね!
年間スケジュール(イベント・発表会)
Gravis(グラヴィス)では地域でのイベントのほかに、年に2回発表の場を設けております。
発表会に向けての練習は、通常レッスン内で進めていきますが、出演の有無に関わらず、クラスごとに目標を決めてチーム一丸となって練習していきます!
ここからは、実際の年間スケジュールをご紹介します♪
春(4-6月)
基礎練習を行いながら、振付を覚え、夏のイベントに向けて作品の練習をスタートします。※新学年になるタイミング(4月頃)で、スケジュールの再編が入る場合がございます。
夏(7-9月)
夏休み期間にイベントがあります。2019年からは、よみうりランドらんらんホールにて「Gravis Summer Party」を開催しております!
秋(10-12月)
9・10月頃からクラスの再編成をおこないます。新クラスで、年度末の発表会に向けて練習をスタートします。また地域イベントへの参加や、毎年恒例のGravisハロウィンパーティも開催しております!
冬(1-3月)
毎年、年度末の3月頃に発表会をおこなっております。各クラスごと、本番に向けて練習にも熱が入ります!
指導指針
グラビスでは、ダンスを通して「人生にチャレンジできる人を増やす」ことを方針としています!
ダンスの楽しさや技術、柔軟性、リズム感、表現力などの向上はもちろんのこと、チアダンスの魅力の一つでもある、チームワークやコミュニケーションの大切さなどを、子どもたち自身が気づき、学び、ダンスだけでなく「人生に活かすことができる」ようサポートしています。
まとめ
チアダンスのアーム、ステップ、テクニックについて、理解は深まりましたか?
沢山あって覚えるのは大変、!と思っても大丈夫です!
やっているうちに自然と覚えてしまうものも多いので、まずは、基礎を固めて、少しずつできる事を増やしていきましょう!
次回は、チアダンスの基本【柔軟・ストレッチ】についてご紹介!
どんな柔軟が効果的か!?を解消しましょう!
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