チアダンスのご紹介
本場アメリカのチアダンス選手権大会で優勝を果たした福井商業高等学校の実話を元に、広瀬すずさん主演で2017年に映画化、2018年には土屋太鳳さん主演でドラマ化された「チア☆ダン」でにわかに注目が集まっているチアダンス。
チアダンスは、チアリーディングから派生したスポーツで、本場アメリカでは「Pom Dance(ポンダンス)」あるいは「Dance」と呼ばれ、独立したスポーツ競技として定着しています。チアダンスの元となるチアリーディングは、およそ100年前アメリカの大学で母校のフットボールチームを応援するために誕生したと言われています(当初は男子学生による声援の形式でした)。今日のように女性のダンスによるスタイルが確立されたのは、およそ30年前です。
当時は、ソングリーディングやダンスドリルとも呼ばれていましたが、玉川大学ダンスドリルチームを創設した方が『チアダンス』という言葉を命名し、日本でその名が広まりました。
チアダンス技術の向上と普及活動を目的に2001年に日本チアダンス協会が設立され、その後高校・大学を中心に部活動やクラブが増加し、近年はジュニア世代の競技人口が増えています。また、競技におけるトップチームは全米大会で優勝を果たすなど、日本チームの実力は世界レベルです。
チアダンスは、チアリーディングの中のダンス部分を独立させた競技で、競技においては約2分半の時間内でポンダンス・ヒップホップダンス・ジャズダンスを組み合わせて振付けを構成し、チームとしての一体感や表現力などを競い合います。競技者の笑顔や迫力ある演技によって観るものを元気付け、また競技者自身も元気になれるスポーツです。