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チアダンスの振り付け(振りづくり)のやり方を大公開!

2019年3月6日

2022年2月11日

ダンス豆知識

みなさん、こんにちは!

近年、小学生の将来の夢ランキングに「ダンスの先生」がランクインするような時代になりました。

私たちダンスインストラクターにとっては、とても嬉しいことです♪

ダンスの先生の仕事内容は、「ダンスを教える」という仕事のほかに「ダンスの振り付けを考える」という仕事もあります。

ダンスの振り付けを考える仕事をしている人のことを「コリオグラファー」と呼びますが、ダンスの先生(ダンスインストラクター)はそのコリオグラファーとしての仕事もしなければなりません。

今回は、チアダンスインストラクターが実際にやっているチアダンスの振り付けの手順をご紹介します!

チアダンスの振り付けをやってみたいけど、なにからはじめたらいいかわからない・・・という方のお役に立てればうれしいです!

チアダンスってどんなダンス?

チアダンスは、チアリーディングから派生したスポーツで、本場アメリカでは「Pom Dance(ポンダンス)」あるいは「Dance」と呼ばれ、独立したスポーツ競技として定着しています。

チアダンスの元となるチアリーディングは、およそ100年前アメリカの大学で母校のフットボールチームを応援するために誕生したと言われています(当初は男子学生による声援の形式でした)。

今日のように女性のダンスによるスタイルが確立されたのは、およそ30年前です。

当時は、ソングリーディングやダンスドリルとも呼ばれていましたが、玉川大学ダンスドリルチームを創設した方が『チアダンス』という言葉を命名し、日本でその名が広まりました。

チアダンスは、チアリーディングの中のダンス部分を独立させた競技で、競技においては約2分半の時間内でポンダンス・ラインダンス・ヒップホップダンス・ジャズダンスを組み合わせて振付けを構成し、チームとしての一体感や表現力などを競い合います

競技者の笑顔や迫力ある演技によって観るものを元気付け、また競技者自身も元気になれるスポーツです。

チアダンスの振り付けが完成するまでのステップ

チアダンス作品の振り付けが完成するまでのステップをご紹介していきます!

①作品(振り付け)内容の確認

まずは、

・ダンスジャンル

・作品分数

・人数

・レベル

・演技する場所や時間

・練習頻度

などを確認します。

この基本情報から振り付け(作品)の全体像を決めていきます。

②作品(振り付け)のイメージを決める

どのような振り付け(作品)にするか、全体のイメージを決めます。

チアダンスでも、カワいい?カッコいい?綺麗め?など、どのような印象にしたいか決めていきます。

③音楽(曲)をさがす

私は、日頃からチアダンスの振り付けに使いたい曲リストをつくっているので、その中から選んでいます。

チアダンスの「チア」という言葉には、「人を元気づける」という意味があるため、踊っている人も見ている人も元気が出るような曲を選ぶことが多いです。

④曲を編集する

振り付けに使用したい部分だけを切り取ったり、つなげたりする作業をします。

必要な場合は、効果音などもプラスしていきます。

私は「ACID MUSIC STUDIO 10」を使用していますが、いまや曲編集用の無料アプリもたくさん出ていますよね。

⑤イメージを具体化する

曲を何度も聞き込み、イメージを具体化していきます。

この時点で、思いついた動きやフォーメーションなどを簡単にメモしておきます。

たとえば、ここでターンしたい、この曲のアクセントでジャンプを入れたい、ここは流れるような動きにしたいなどを書き留めておきます。

④フォーメーションとダンス(振り付け)を考える

棒人間のイラストなどでダンスをメモする方が周りには多いですが、私の場合は文字でどんどん書き落としていきます。

これは好みですね。

イラストの方がイメージしやすい、忘れない、という方は文字ではなくイラストでメモしてみてくださいね。

実際に、

・全体のバランスを見ながらフォーメーションを変化させるタイミングを決める。

・フォーメーション移動も振り付けの一部になので、どのような動きをしながら移動するか考える。

・ダンスは、カウント(8カウントずつに区切って数える)をつけながらイメージにあわせてつくる。

・ポンポンを持って踊る場合は、ポンポンが活きるような振り付けも意識する。

・動きに無理がないか、実際に自分が動きながら考えていく。

というような流れです。

フォーメーションから先につくったり、ダンスから先につくったり、同時につくったり、つくる順番は人それぞれです。

チアダンスの振り付けのポイントは、アームモーションや動きがハッキリと見えているか、人数を活かしたフォーメーションができているかを大切にしています。

そして、フォーメーション作成も、いまやアプリがたくさん出ています。

とくに「Disy beat 」というアプリは簡単に使えそうです。

⑦振り付けながら構成や動きを調整していく

実際にダンサーに振り付けるとイメージ通りにはならない部分も出てくるので、動いてもらいながら調整します。

とくに人数が多い場合は、フォーメーション移動なども実際にやってみないとわからないこともあるので、一つ一つ動きながら調整していきます。

実際のチアダンスの振り付けノートの中身

実際に私が使っている振り付けノートはこのような感じになっています。

なにが書いてあるかわかりますか?笑

これは、Gravisの大会チーム「Regina」のチアダンスの振り付けが書いてあります。

ラインダンスのフォーメーションや、その時のキックの名前が書かれているので、チアダンスを踊ったことがある方ならわかるかもしれませんね。

左側に全体のフォーメーションを書き、右上にカウントを振り、その下に振り付け(ダンス)の詳細を書き込んでいます。

ポーズなどは、イラストの方がわかりやすいので、ところどころに棒人間がいます^^

チアダンスの振り付けを動画でみてみよう!

ここからは、Gravisチアダンススクールのインストラクターたちが振り付けたオリジナルのチアダンス作品を動画でご紹介します♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、チアダンスの振り付けの手順をご紹介しました!

ダンスの先生になりたい!チアダンスの振り付けをしてみたい!というみなさん、イメージできましたか?

チアダンス初心者の方は、動画をたくさん見て動きのバリエーションを増やすと振り付けもつくりやすくなると思います。

GravisYouTubeアカウントには、今回ご紹介した動画以外にもオリジナルのダンス動画がたくさんあるので、ぜひそちらも参考にしてみてくださいね!

Gravisは、東京・神奈川の20拠点以上でチアダンスのレッスンを開講しています。

チアダンススクールをお探しの方は、ぜひ公式ホームページをご覧ください♪

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