チアリーダーのみなさん、こんにちは!
チアダンスのなかで、動きをより効果的に見せるには「フォーメーション」が重要です。
人数が多ければ、フロアを最大限に使ったダイナミックなフォーメーション、また人数が少ない場合は、個々の動きを大きく目立たせるような工夫をした効果的なフォーメーションをつくることもできます。
人数の多い少ないによらず、フォーメーションが与える視覚的効果を重視したチアダンスの演技をつくりたいですよね。
チアダンスの大会のジャッジシート(審査用紙)においても、フォーメーションは評価対象であり、バリエーション豊かであるか、フロアを有効利用できているか、またその移動自体に連続性があるのか(無理はないか)などが評価されます。
そんなフォーメーションは、チアダンス経験者であれば誰もが一度は感じたことがあるかもしれませんが、均等にキレイにとることが非常に難しいです。
とくに鏡がないような場所、大会やイベントの本番などでは、演技者たちの感覚だけが頼りになります。
そこで今回は、チアダンスのフォーメーションをキレイにとるための練習方法をご紹介していきたいと思います。
どのようにすれば、「鏡がないような場所でもキレイに均等にフォーメーションがとれるようになるか」についてご紹介します。
現役チアリーダーや、チアダンスインストラクターの方々へ参考になればうれしいです。
キレイなフォーメーションをとる練習方法
まず、チアダンスのフォーメーションをとるにあたって念頭に置かなければならないことは、
・センターからの位置を把握すること
・メンバー同士の距離感
です。
さまざまな練習方法がありますが、まず上記の2点は必ず頭に入れたうえで、フォーメーションの練習をすることが大切です。
次に、大切なポイントは、
・基準をしっかり決めること
です。
センター(空間の真ん中)に乗る列(人)はどこ(だれ)なのか、縦列も横列もまずはセンターに近い列がしっかり基準をつくってあげることが大切です。
そして、移動する際の歩数をかぞえて覚えたり、前後左右のメンバーとの距離感や移動中の風景(誰とどのくらいのタイミングですれ違うかなど)を覚えたりすることで、キレイなフォーメーションを取りやすくなります。
列自体は綺麗に揃えられても、人と人の間隔まで合わせることって、とても難しいですよね。
ここからは、チアダンス歴10年以上のチアダンスインストラクターの経験をもとに、2つの練習方法の詳細をご説明していきます。
1、バミリを使う
チアダンスをやっていて、大会やイベントに出場経験のあるチームは、この練習方法を取り入れていると思います。
バミリ(場ミリ)とは、イベント業界用語で、ステージ上に楽器や舞台セットの設置場所や、出演者の立つ位置を、ビニールテープ等で目印として貼ることをいいます。
チアダンスにおけるバミリの取り方は、まず対象のフロアや舞台の広さを事前に調べておき、センターから左右に距離を測って、数字をふったものを前と後ろに置きます。(1メートルごとに数字を置くのがわかりやすいです。)
そして、まずはその数字を目印にフォーメーションをとっていきます。
フォーメーション移動の練習を繰り返し、数字を見なくても歩数や感覚で移動できるようになれば、数字の目印をはずしても均等にフォーメーションがとれるようになっていきます。
2、腕やポンポンの重なり具合で決める
腕を伸ばした際に、隣の人と手の平が重なるくらいなのか?
間に1人立ったときに、肘と肘が重なるくらいなのか?
肩と肩が重なるくらいなのか?
また、ポンポンを持っている場合は、人と人の間にポンポンを1つ挟むくらいなのか?
など、腕やポンポンの重なり具合を基準にしてフォーメーションを取っていく練習方法です。
この方法は、バミリが使用できない時、また本番のフロアや舞台などでもすぐに確認できるフォーメーションのとり方です。
しかし、人によって身長や腕の長さが異なるため、きっちり正確な距離がとれるわけではありません。
まずフォーメーションを前から見て確認して、間隔が均等になっているかチェックしてから移動の練習をしましょう。
チアダンスのフォーメーション例
ここからは、実際のチアダンスのフォーメーションを動画でみていきましょう♪
まずは、9人バージョンのチアダンスのフォーメーション例です!
つぎは、5人バージョンのフォーメーションでチアダンス♪
そして、15人以上の大人数で踊るチアダンスです!
動画をとめながらフォーメーションをチェックしてみてくださいね☆
さいごに、映画「チア☆ダン」のモデルにもなっている福井商業高校チアリーダー部JETSのチアダンス全国大会での演技です!
24人でのチアダンスの演技です。
全国大会で優勝するレベルのチームの演技は、フォーメーションも複雑になりますが、大人数でキレイにフォーメーションがとれると、迫力もバツグンですね☆
まとめ
いかがでしたか?
今回は、チアダンスのフォーメーションをキレイにとるための練習方法をご紹介しました!
どちらのやり方においても、忘れてはいけないのは「フォーメーション移動に慣れるための手段」だということです。
フォーメーション移動の練習を何度も繰り返し、歩幅や歩数、スピードを体に覚えさせると、目印がなくてもキレイなフォーメーションが取れるようになります。
この感覚が身につくと、どんなフォーメーションでも素早く上手にとれるようになるはずです。
フォーメーションが整うと、アームモーションやポーズもとても映えて見えます。
チアダンス大会のような緊張した場面でも、美しいフォーメーションがとれるように、反復練習を頑張っていきましょう!
【関連記事】
チアダンステクニック「2人組ストレッチと美しくキックを上げる練習方法」をシェア【ラインダンス】
チアダンステクニック「シェネターン」のやり方をシェア!
チアダンステクニック【トゥータッチ】動画をシェア!
チアダンステクニック 【ティルトジャンプ】の動画をシェア!
チアダンスのテクニック【スプリットジャンプ】の動画をシェア!!
【チアダンス テクニックレッスン】ピルエットのコツ
チアダンスの基本【アームモーション・ステップ・テクニック(技)】
Gravis YouTube チャンネル
Gravis Dance&Fitness – YouTube
チャンネル登録おねがいします☆
Gravis
📩info@gravis-dance.co.jp
☎︎050-3131-1065
Instagram@gravis_dance_fitness
Facebook@gravisdancefitness
Twitter @Gravis_Dance
お問い合わせはこちらから!