インストラクターとして働くときに、お金のことが気になる方も多いのではないでしょうか?
好きなことに関わりながら働きたい!という思いがあっても、「生活出来るお給料をもらうことは出来るのかな、、」と不安になる方もいらっしゃると思います。
求人を探すときも、お給料は必ず確認したいポイントですよね。
今回は、インストラクターのお給料について、データに基づいてご紹介します!
インストラクターとしてのお給料をアップさせる方法も記載したので、参考にしてみてください!
目次
インストラクターのお給料の相場
インストラクターのお給料をスポーツ系インストラクターと情報系インストラクターに分けて解説します。
スポーツインストラクターのお給料
スポーツ系インストラクターの年収は、令和4年賃金構造基本統計調査によると、383.8万円です。
この数字は多いのでしょうか。
令和4年分民間給与実態統調査によると、令和4年の男女の平均年収は、458万円なので、全国の男女の平均年収と比較すると、スポーツ系インストラクターのお給料は低いと言えるでしょう。
月収は、厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、スポーツ系インストラクターのハローワーク求人賃金(月額)は22.6万円です。
お給料は地域によっても差があり、都市部では高い傾向があります。
情報系インストラクターのお給料
では、情報系インストラクターのお給料はどうでしょうか。
英会話講師、パソコン講師、日本語講師、ITコンサルタントなど、情報系インストラクターには幅広く職業があります。
職業情報提供サイトjobtagによると、ITコンサルタントのお給料は年収にすると660.4万円です。
また、ITコンサルタントのハローワーク求人賃金(月額)は34.1万円です。
お給料の設定はスクールや企業によって差があり、情報系インストラクターは職業が幅広いので、一言に情報系インストラクターの方がお給料が高いと言うことはできませんが、総合的に見るとより専門的な知識や資格を必要とする情報系インストラクターの方がお給料は高くなっているようです。
インストラクターのお給料事情とは?
インストラクターの仕事に興味がある方にとって、お給料に関して気になることも多いのではないでしょうか?
同じインストラクターでも、働き方や環境によってお給料も変わってきます。
そこで、正社員で働くインストラクターとフリーインストラクターについてそれぞれご紹介したいと思います!
正社員インストラクター
正社員で働くインストラクターの給料は、月給約18万円~25万円程度のところが多いでしょう。
正社員でインストラクターになる一番のメリットとも言えるのが、お給料が安定していることです。
たとえ、担当しているクラスや生徒数が少なかったり、減ってしまったとしても、月給が決まっているので、収入に影響することがありません。
また、正社員の場合、会社員のようにボーナスや福利厚生がある場合もあり、好きなことを安心できる環境で働くことができるのがよいところです。
しかし、給料が決まっている分、どんなに会員が増えたりしても、増えた分給料が上がるわけではないので、給料が低いと感じてしまうこともあるかもしれません。
フリーインストラクター
フリーインストラクターの給料は、年収で約200万円~1000万円程度だと言われています。
ここまで金額の範囲が広いのは、フリーインストラクターの特徴でもあるのではないでしょうか?
フリーインストラクターの場合、自分が受け持つ生徒数やクラス数、インストラクターとしての人気などがお給料に影響してきます。
有名になり人気がでたり、担当していることが多ければ多いほど、お給料も高くなるのです。
正社員よりも収入は不安定になってしまう働き方ではありますが、頑張った分だけ収入が高くなり、成果も感じやすいので、やりがいはたくさんあります!
成長し続けたい方や、自分の力で高収入を得たい方などは、フリーインストラクターも向いているかもしれませんね。
インストラクターの収入は不安定なの?
インストラクターという仕事は全てお給料が低く、収入が不安定というわけではありません。
先ほどご紹介したように、正社員かフリーで働くかによっても大きく異なりますし、職場や地域によって差があるのも現状です。
会社員や正社員で固定の給料をもらっている人と比べてしまうと、不安定と感じてしまう方もいるかもしれません。
しかし、好きなスポーツを仕事にすることができるインストラクターの仕事は、やりがいもとてもあります!
また、インストラクターの仕事は、自分の結果次第で自身のお給料や評価をあげることができるので、今までスポーツをしてきた方や、頑張り続けたい方には向いていると思います!
そして、自分の結果だけでなく、教え子や関わった子の成長を感じることもできるので、よりやりがいや楽しみをもちながら働くことができるのではないでしょうか!
インストラクターの仕事とは?
職業によって年収のバラつきがあるインストラクターのお仕事ですが、業務内容はどんなことをするのでしょうか?
スポーツ系と情報系に分けて紹介していきます!
スポーツインストラクターの仕事
インストラクターとは、特定の分野で指導をする人のことです。
スポーツインストラクターは、クールダウンの方法を伝えたり、生徒とコミュニケーションをとったりなど、指導するだけではありません。
場所によっては、インストラクター業務に加えて、受付やカウンセリング、事務作業などを行うこともあります。
インストラクターと聞くと、「教える人」というイメージがある方も多いと思いますが、やる事はそれだけでなく、多岐に渡るのです。
また、世の中にはスポーツインストラクターに関する資格がたくさんありますが、どれも民間資格で、国家資格(国に認められた資格)ではありません。
その為、インストラクターになるのに必ず資格が必要というわけではありません。
こちらの記事でスポーツインストラクターについて詳しく紹介していますので参考にしてみてください!
インストラクターとは|どんな種類がある?トレーナーとの違いは?
インストラクターの仕事内容とは|楽しいこと・大変なことを紹介します
情報系インストラクターの仕事
インストラクターと聞くと、スポーツを教える人、先生やコーチを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
しかし、インストラクターの仕事は、スポーツ関係だけではありません。
英会話講師、パソコン講師、日本語講師、ITコンサルタントなど、情報系インストラクターには沢山の種類があります。
スポーツインストラクターと大きく違うのは、肉体労働ではないことです。
自分の習得した知識だけを元に指導していくので、より卓越した知識が求められます。
また、就職の際、資格を必要としている場合が多いので、前もって準備することが大切です。
共通している仕事内容
インストラクターは指導業務だけではなく、事務作業(電話対応、クレーム処理、売上管理など)をすることもあり、マルチタスクをこなす必要があります。
また、正社員インストラクターの場合は、お給料が固定されていることが多いです。
1日のレッスン数が3コマから5コマに増えても、お給料はほぼ変わりません。
たとえば、集客を頑張って、1クラスの生徒が5人から7人に増えても、お給料に大きな変化はないのです。
このような事情から、インストラクターのお給料が低いと感じる人もいます。
しかし、好きな事を仕事にできているインストラクターであれば、仕事内容に対する不満が少なく、幸福度が高い状態で働けて、満足度も高くなります。
とはいえ、お給料は高い方が私生活の幅が広がり、誰でもお給料は高い方が嬉しいですよね。
そこで、以下では「インストラクターのお給料を増やす方法」をご紹介していきます!
インストラクターのお給料を増やす方法
インストラクターの給料を増やす方法をご紹介します。
おすすめの方法は次の5つです。
- 実績を積む
- 資格を取得する
- 給料交渉
- 昇給制度の確認
- 転職
インストラクターのお給料を増やす方法|実績を積む
インストラクターのお給料を増やすおすすめの方法1つめは、実績を積むことです。
今インストラクターとして働いている方は、さまざまなレッスンを担当しましょう。
積極的に研修を受けて、スキルを増やしたり、指導業務以外にも積極的に関わるとよいでしょう。
スクールで発表会や大会を主催している場合は、その運営に携わり、実績を積むことでお給料アップにつながるでしょう。
インストラクターのお給料を増やす方法|資格を取得する
インストラクターのお給料を増やすおすすめの方法2つめは、資格を取得することです。
インストラクターは資格なしでも仕事をすることができますが、資格はあったほうがよいものです。
その人の実力や知識を証明するためのものとして、資格を利用することができるので、積極的に資格を取得しましょう。
社内資格がある場合は、それを取得することでお給料アップに直結する場合もあり、社内での評価も上がる可能性があります。
インストラクターは資格を取得しただけでは、お給料はアップしません。
資格を取得して、勉強する姿勢を見せることで、「このインストラクターはとてもやる気に満ち溢れていて、これからも成長しそうだ」と評価につながり、そうすることによって昇給や昇格を目指せるかもしれません。
また、資格を取得していれば、業務の幅が広がり、実績を積むこともできてお給料アップにつながるでしょう。
資格については、こちらもご確認ください!
インストラクターにおすすめの資格6選|資格の概要や費用を解説
【ダンス・フィットネス】インストラクター資格11種類を一覧でご紹介します
インストラクターのお給料を増やす方法|お給料交渉をする
インストラクターのお給料を増やすおすすめの方法3つめは、お給料交渉です。
現在のお給料と自分の働きが釣り合っていないと感じたら、直属の上司や人事に伝えましょう。
しかし、「わたしはこんなに頑張っているのに、お給料がこれだけなんておかしい!」と感情的に伝えるような感情論はおすすめしません。
お給料アップのための客観的根拠を伝えましょう。
「わたしは1日〇時間働いています。わたしが集客をしたことで顧客が〇人から〇人まで増えることができました。しかし、給料が全く増えていないので、評価を更新していただきたいです」
上記のように伝えることをおすすめします。
また、自分の仕事の成果がわかる資料がある場合は、その資料を使って交渉することもおすすめします。
お給料アップの交渉のためには、相手が納得するような説得力のある根拠の提示が重要で、感情的になって交渉するのではなく、事前によく準備をしましょう。
インストラクターのお給料を増やす方法|昇給制度を確認する
インストラクターのお給料を増やすおすすめの方法4つめは、昇給制度を確認することです。
昇給制度とは、会社ごとに決められた昇給時の社員の給与改定の仕組みのこと。
多くの会社でシステムが設定されていて、昇給試験を用意している会社もあるでしょう。
この制度を理解することで、最短ルートで昇給できることもあり、「なにをしたら給料が上がるのか」と昇給のポイントも理解できるでしょう。
昇給制度がわからない方は、社内資料を調べるか上司に相談してください。
インストラクターのお給料を増やす方法|転職する
インストラクターのお給料を増やすおすすめの方法5つめは、転職することです。
現在働いている会社のインストラクター業ではお給料が低く、勤続年数が増えても給料アップが見込めない場合は、転職するのも選択肢の1つです。
インストラクターとしての経験値やスキルがある人であれば、転職はしやすいでしょう。
転職の面接で、「以前の会社では〇〇円ほどちょうだいしていました」と前のスクールの給料を伝えることで、それよりも多い給料を提示してもらえる可能性があります。
転職は何歳でもできますが、一般的に限界年齢があるとされています。
よく言われている転職の限界年齢は28歳で、20代は自分のスキルを探すための探索期とされ、30代は20代で得たスキルを極めて確立する時期と言われています。
そのため、20代後半までであれば、新しいスキルが身につきやすいと考えられ、転職先もスムーズに決まりやすいのです。
また、35歳も限界年齢と言われることがあります。
30代前半までにキャリアを構築して、スキルも備わっている時期で、それ以上の年齢になると、「新人」として扱いにくいこともあるため、転職先がなかなか見つからないことも…。
実際の求人では「35歳まで」と書いてあるものも多くあります。
転職は早い方がよいとされているので、現在のお給料が低くて他の会社に移りたいと思ったら、早めに転職しましょう。
Gravisのインストラクターに向いている人の特徴
Gravisだけでなくキッズ向けのダンスインストラクター全般で考えると「体を動かすことが好きな人」「子どもと触れ合うことが好きな人」「人に教えることが得意な人」が向いている仕事です。
では、Gravisのインストラクターには、どのような人が向いているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
チャレンジし続けられる人【自分で考えて行動する人】
Gravisでは、「チャレンジする⼈を増やす」ことをミッションに掲げている企業です。
⾃分で考え⾏動する人の育成に力点を置き、従来のチアダンススクールとは⼀線を画した育成⽅針を実践することで、チアダンスの変革に取り組んでいます。
そんな思いに共感し、新しいアウトプットを生み出してくれる方にぜひ仲間になって欲しいです。
チームで成果が出せる人、出そうとする人
チームに貢献してくれる人の特徴は3つあります。
②仲間を理解し⽬標に向けて切磋琢磨できる⼈
③⼈の⼼を動かすパワーと⾏動⼒を持つ⼈
素直さ、協調性、情熱を持ち、チームワークを大切に行動できる方はGravisで活躍できます!
もっとGravisについて知りたい!という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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Gravis公式サイト
まとめ
インストラクターのお給料について解説しました。
インストラクターのお給料の相場は、年収で平均418.4万円、月収で22.4万円です。
indeedのデータによると次のようになっていました。
- 時給1,514円
- 月給249,819円
- 年収3,528,437円
indeedのデータだと、スポーツ系インストラクターよりも、情報系インストラクター(講師)のほうがお給料はよいようです。
インストラクターのお給料を上げるおすすめの方法は、次の5つです。
- 実績を積む
- 資格を取得する
- 給料交渉
- 昇給制度の確認
- 転職
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