スポーツ経験がある方で、その経験を活かして仕事をしたいと考えることもあるでしょう。
持前の知識や運動神経を活かしてインストラクターになりたいものの、どんなインストラクターになればいいのか、悩むこともあるかと思います。
そこで今回は、インストラクターとはどんな仕事なのか、どんな種類があるのか解説します。
トレーナーとの違いもまとめたので、インストラクター業に興味がある方はぜひ参考にしてください。
目次
インストラクターとはなにか
最初にインストラクターとはなにか解説します。
インストラクターとは、スポーツなどの特定の分野で指導をする人のこと。
所属する会社などで定められた指導者用のプログラムを経て、インストラクターの資格を有して利用者(会員や生徒など)に指導をします。
英語での語源についても見てみましょう。
英語では「instructor」、これは「instructする人」という意味です。
instructとは「指導する、教える」という意味の動詞なので、英語でも「指導をする人」となります。
日本では「イントラ」・「インスト」と略すこともあります。
インストラクターになる条件は、所属する団体・企業によって異なります。
インストラクターになるためには、国家資格は必要ありません。
所属する団体・企業が定めた資格や条件を満たす必要があります。
特に資格を必要としない場合でも、資格を持っていることで収入アップにつながるなどメリットがあるため、インストラクターを目指すのであれば、積極的に資格を取得するとよいでしょう。
インストラクターのなり方
インストラクターにはどうやってなるのか気になるかと思います。
弁護士になるには司法試験に合格する必要がありますが、インストラクターになるにはこのように試験に合格する必要はなく、就職先でインストラクターとして採用された時点で、インストラクターになることができます。
多くの場合は、一般的な求人サイトでインストラクターを募集を探し、そこから応募します。スポーツ系の学校出身の場合は、学校からの就職先紹介もあるでしょう。
スポーツ仲間からの紹介で就職先を見つけることもあります。
おすすめの資格
おすすめの資格は次のとおりです。
地域スポーツクラブ・スポーツ少年団・学校運動部活動等において、安全・安心で基礎的なスポーツ指導や運営にあたる方のための資格です。
健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う、優れた専門的能力をもつ人材を認定する資格です。
NSCA-CSCSを取得するとパーソナルトレーナーとして活動できるのはもちろん、現役で活動しているアスリート選手の指導も可能になります。
全米アライアンス認定校によって200時間の養成講座を修了した人に与えられるヨガインストラクターの国際ライセンスです。
ヨガを指導するための知識やテクニックを身につける事ができます。
ヨガ界では、最も認知度が高く信頼のおける資格です。
スポーツ医学検定(スポ医検)は、一般の方々を対象にした、身体の健康やスポーツにおけるケガに関する知識を問う試験です。
受験者は、ケガの予防、競技復帰、そして競技力向上に関する知識を学ぶことができます。
健康運動指導士は、健康プログラムを考えるための医学的な知識を必要とする資格です。
また、健康運動実践指導者は、健康プログラムを実際に教えるためのスキルや身体的技術を学びます。
ある分野の知識があることはもちろんのこと、指導力も求められます。
さらに、サービス業の側面もあり、高いコミュニケーション能力も必要です。
これは利用者(会員・生徒など)に話しかけて、フォームなどを理解してもらえるように説明する必要があるからです。
スポーツ系のインストラクターとして仕事をする場合は、責任感も必要となります。
利用者が安心して安全にスポーツを楽しめるよう配慮をし、無理のない指導をする必要があるのです。
特にシニアの利用者の場合は、体に負担がかからないよう注意が必要で、ときには無理をさせないように配慮をしなければなりません。
このようにインストラクターには運動など関する専門知識だけでなく、高いコミュニケーション能力や責任感も必要となります。
インストラクターとは|どんな働き方なのか
「インストラクターについての理解は深まったから、仕事内容が気になる」と考えていませんか?
以下からは、インストラクターの仕事内容について解説します。
気になる仕事内容ってなに?
スポーツインストラクターには、ヨガやスイミングなど沢山の種目があります。
全てのスポーツインストラクターの仕事に共通しているのは、生徒が楽しいと感じるレッスンを行うこと、怪我が内容に細心の注意をはらうこと、生徒それぞれに合うアドバイスをすることです。
また、インストラクターは、企業に所属するか、フリーランスで教室を運営するかで働き方が大きく変わります。
企業に所属する場合は、インストラクターとしての指導方法の技術を高めることが求められます。
一方で、フリーランスの場合は、SNSなどを利用して自分で集客する必要あります。
また、運営する上での事務作業を1人でこなすこともあります。
どんな職場で働くの?
インストラクターは、フィットネスクラブやスポーツクラブ、ヨガスタジオ、ダンススタジオなどが主な職場です。
また、フィットネスクラブのようなエクササイズプログラムを実施したり、トレーニング機器の使い方を指導したりといった業務を行うなど、市町村が運営する公共の体育施設でもスポーツインストラクターは活躍しています。
他にも様々なインストラクターの種類があり、それぞれが活躍する職場があります。
例えばダイビングインストラクターはダイビングショップや海で指導を行いますし、ゴルフインストラクターの職場はもちろんゴルフ場です。
自分の経験や生活スタイルに合う種目が見つけられそうですね。
必要なスキルってあるの?
スポーツインストラクターは、正しい技術を教えることだけでなく、コミュニケーション能力や、怪我の処置に対する知識が求められています。
レッスンを安全でスムーズに進行する為には、生徒と適切なコミュニケーションをとる必要があります。
特に、子ども相手だと意思疎通が難しく、生徒同士でギクシャクした時などもとりまとめる役割を担います。
どれだけ技術があっても、相手の気持ちを汲み取り、適切な会話が出来なければ、楽しい教室は出来ません。
また、スポーツ教室(スクール)では、激しい動きにより怪我をしたり、突然体調不良になる人が少なくありません。
そんな時に、素早くトラブルの処置ができる専門知識や技術があると役に立ちます。
安心して教室に通える環境が整っていることは、保護者から選ばれるポイントでもあります。
インストラクターとは|どんな種類があるのか
インストラクターにはどのような種類があるのでしょうか。
まず、大きくわけてスポーツ系インストラクターと情報系インストラクターがあります。
インストラクターの種類|スポーツ系
スポーツ系インストラクターの種類は次のとおり。
- フィットネスインストラクター
- ピラティスインストラクター
- ヨガインストラクター
- ダンスインストラクター
- エアロビインストラクター
- ストレッチインストラクター
- スイミングインストラクター
- スキーインストラクター
スポーツ系は初心者が知識がない状態で始めると、思わぬ怪我をすることがあります。
独学ではなかなかフォームが身につかず、上達をしないこともあるため、スポーツ系インストラクターの需要があるのです。
スポーツ初心者・未経験者がフィットネス系インストラクターになることはほぼなく、学生時代などにそのスポーツを経験していた人が仕事に就くことがほとんどです。
自身にもスポーツのスキルがある人がスポーツ系インストラクターになります。
インストラクターの種類|情報系
インストラクターには情報系もあります。代表的なものは次の3つです。
- パソコンインストラクター
- ITインストラクター
- OA機器インストラクター
情報系インストラクターには、専門性のある高い知識が必要です。
情報化社会となり、パソコンインストラクター、ITインストラクターの需要が高まりました。
近年は特にITが社会に浸透している反面、ITへ苦手意識を持つ社会人も少なくはなく、ITスクールに通う人も増えてきています。
そのため、ITインストラクターも需要のある仕事です。
OA機器インストラクターという言葉を耳にしたことがない方もいるでしょう。
こちらは、最新のOA機器の操作方法を説明したり、スキルアップの指導をしたりする人のこと。
OA機器とは、オフィスオートメーション(Office Automation)機器の略で、オフィスの自動化に必要な機器のことです。
具体的には、パソコン、プリンター、コピー機、電話、ファックス、プロジェクターなどです。
このような機器は、新しいものが発売されると機能が増えていき、機器の使い方を覚える必要があります。
最新の機器の使い方の指導をするのが、OA機器インストラクターです。
インストラクターとは|トレーナーとどう違うのか
さて、ここまでインストラクターについて解説してきましたが、トレーナーとの違いはあるんでしょうか。
ここではインストラクターとトレーナーの違いについて解説します。
トレーナーとは
トレーナーとは、一般の利用者からプロのスポーツ選手までスポーツなどの技術指導や健康管理・体調管理をする人のことです。
トレーナーの語源は「train」が語源です。
名詞の「電車・列車」という意味は有名ですが、こちらは「教育する・訓練する」という意味もあります。
「trainer」は「trainする人」、つまり「訓練する人・教育する人」という意味があるのです。
語源としては、インストラクターとほぼ変わりません。
トレーナーはインストラクター同様、国家資格は必要ありません。
しかし、実際にトレーナーとして仕事に就く場合は、資格や条件を満たす必要が多いです。
企業や団体が求める資格や条件を確認しましょう。
スポーツ系トレーナーの場合は、技術指導だけでなく、栄養管理やメンタル面の指導、リハビリ指導などが必要です。
そのため、スポーツ系のトレーナーは、場合によっては医療・医学の知識が求められ、資格が必要になることもあります。
トレーナーにおすすめの資格は次のとおりです。
- アスリートフードマイスター
- 管理栄養士
- 理学療法士
- 柔道整復師
- 日本体育協会アスレチックトレーナー
- 鍼灸師
上記の資格のうち、管理栄養士、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師は国家資格です。
取得しているとトレーナーとしての就職に有利となるでしょう。
インストラクターとトレーナーの違いは?
トレーナーについては大まかにお分かりいただけたかと思います。
では、インストラクターとトレーナーの違いはなんでしょうか。
結論から言うと、両者に明確な違いがはっきりとあるわけではありません。
トレーナーはインストラクターと比べて運動指導以外にも(選手の)怪我のケア、メンタルサポートなど個人と向き合うことが多い傾向にあります。
幅広い分野でのサポートが必要となります。
それに対して、インストラクターは、運動指導など集団に対する指導をメインとする傾向にあります。
比較的トレーナーのほうがインストラクターよりも専門性が高く、サポートが幅広いと言えるでしょう。
またキャリアにも違いが出ることがあります。
トレーナーもインストラクターも学生時代はスポーツを経験し、専門性のある学校で学んでいることが多いです。
その後、フィットネスクラブやスポーツジムなど指導経験を積みます。
ここまではインストラクターもトレーナーもほぼ同じですが、トレーナーの場合は、整体院や整形外科で経験を積むことも少なくはありません。
スポーツ系インストラクターには楽しさを教えることができる
インストラクターには、専門性の知識を教えることも大切ですが、楽しさを教えることも大切です!
インストラクターとして指導する側も楽しんでレッスンを行うことによって、生徒さんにも伝わると思います♪
そしてその連鎖が続いていけるとみなさんが好きなこと、楽しいことをインストラクター(指導者)という立場でお仕事ができますね!
インストラクターの給与事情
Gravisのインストラクターを目指す方にとって気になる給与事情。
ここでは、Gravisのインストラクターの月収やボーナスなどについて赤裸々にご紹介していきます。
月収
Gravisのインストラクターは、初任給(月給)で、220,000円〜250,000円 です。
ご自身の経験や、役職、年齢、勤務年数などによって変動します。
新卒者も⼀律ではなく入社時の能力で評価するのが特徴です!
昇給・賞与
Gravisのインストラクターのボーナスは、年2回・1.5か月~が支給されています!
通常、大手企業の正社員インストラクターであっても、ボーナスは「年1回」という企業が一般的です。
Gravis(グラヴィス)のインストラクターになるには?
チアダンス経験があり、インストラクター業に興味があるものの、「ブランクがある」「指導経験がない」と一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、そのような不安があっても、Gravisのインストラクターを目指すことはできます!
Gravisでは、入社した社員向けに、手厚い教育・研修プログラムを用意しており、必要なスキルを身に着けて、いち早く現場で活躍することが可能です。
キッズダンスのインストラクターを目指す方は、まずはお気軽に説明会や選考会にエントリーしてみてください。
Gravis(グラヴィス)のインストラクター求人内容
Gravisのキッズダンススクールで働きたいと考えいる方であれば、勤務地や時間、休暇や福利厚生などが気になるはずです。
続いては、Gravisのインストラクターの求人内容についてご紹介していきます。
業種と仕事内容
①総合職(インストラクター兼務)
マーケティングや広報、事業企画と⾏った事業全般に関わる業務
入社当初はチアダンスのインストラクターを行いながら、広報・マーケティング・新規事業など適性を見ながらインストラクター業務以外も幅広く経験していただきます。
②インストラクター専門職
インストラクターを中⼼とした業務
インストラクター以外にはレッスンに関わる顧客管理やイベント企画・運営などいずれも、インストラクターに付随する業務中心になります。
③【New】競技選手コース
競技選⼿としてRegina(社会⼈チーム)へ所属し大会へ出場する
通常業務は、インストラクター及びチアダンススクール運営に関わる業務を行います。
選手としての練習は、勤務時間外で練習時間を設ける形ではなく、基本的に勤務時間内に行うことが特徴です。
社会人になってもチアを続けたい!という声が形となりました。
社会人になっても、仕事とチアダンスどちらもやりたい人の夢を叶えた働き方が実現できます!
勤務時間
Gravisのインストラクターの勤務時間は、9:00〜22:00(お昼休憩1時間)の中で実働8時間です。
レッスンは、平日ですと夕方以降(16時〜19時)、休日は日中(09時〜17時)がピークタイムとなります。
入社当初は、担当のレッスン時間に合わせて、先輩がシフトとして働く時間や働き方をフォローしてくれるので安心です。
役職によっては、フレックス制としてコアタイム(=レッスン)以外は自分自身で働く時間を決められます。
休日休暇
Gravisのインストラクターの休日休暇は、完全週休2日のシフト制です。
その他にも、GW、夏季休暇、年末年始休暇、年次有給休暇、年末年始休暇、慶弔休暇、産前産後育児休暇などの休暇が用意されています。
インストラクターと聞くと業務委託や派遣などの雇用形態が一般的ですが、Gravisでは正社員として働けるため、休暇を上手く使いながらプライベートな時間を充実させることができます。
勤務地
Gravisのインストラクターの勤務地は、基本的にオフィスのある東京都町田市(小田急線 鶴川駅から徒歩3分)です。
ただし、出社義務はないため、任されたGravisの各店舗へ直行直帰でも問題なし!
今では、インストラクター以外の業務は、自宅でリモートワーク行うスタッフも多く、働きやすい環境になっています。
Gravisの教室は、東京・神奈川を中心に約50拠点で、人員状況に応じて担当する教室が変動します。
Gravisの店舗一覧が知りたい方は、こちらを参考にしてみてください!
福利厚生や待遇
Gravisの正社員になると、各種社会保険完備、交通費全額支給の他に、定例制度化はしていませんが「社員旅行」なども開催されます。
Gravisでは「チャレンジする人を増やす」をコンセプトに、常識にとらわれず様々なことにチャレンジしている会社です。
そのため、これから新しく福利厚生ができるなんてこともあるかもしれません!
福利厚生や待遇については以下の通りです。
・ウエア・シューズなどの提供
・フレックスタイム制(※レッスン中心に設計する)
・家賃借り上げ制度
・通勤・移動手当支給
・PC/Apple Watch貸与
・リモートワーク推奨
・社員旅行有り
各種研修制度
Gravisのインストラクターには、以下の各種教育制度が用意されています。
・PC研修
・チームビルディング研修
専門知識のある上司・先輩社員がマンツーマンで指導に当たるため、実際の業務をこなしながらスピーディーに成長できます。
インストラクターとして働き始めてからも、定期的に研修が受けられるので、自己スキルを磨き、着実に成長することが可能です。
技術的な研修の他にも、専門家指導の下、内面に働きかける研修もあるため、心身ともにスキルUPが目指せます。
Gravisのインストラクターに向いている人の特徴
Gravisだけでなくキッズ向けのダンスインストラクター全般で考えると「体を動かすことが好きな人」「子どもと触れ合うことが好きな人」「人に教えることが得意な人」が向いている仕事です。
では、Gravisのインストラクターには、どのような人が向いているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
チャレンジし続けられる人【自分で考えて行動する人】
Gravisでは、「チャレンジする⼈を増やす」ことをミッションに掲げている企業です。
⾃分で考え⾏動する人の育成に力点を置き、従来のチアダンススクールとは⼀線を画した育成⽅針を実践することで、チアダンスの変革に取り組んでいます。
そんな思いに共感し、新しいアウトプットを生み出してくれる方にぜひ仲間になって欲しいです。
チームで成果が出せる人、出そうとする人
チームに貢献してくれる人の特徴は3つあります。
②仲間を理解し⽬標に向けて切磋琢磨できる⼈
③⼈の⼼を動かすパワーと⾏動⼒を持つ⼈
素直さ、協調性、情熱を持ち、チームワークを大切に行動できる方はGravisで活躍できます!
もっとGravisについて知りたい!という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
業務委託インストラクター募集
アルバイト募集
インターンシップ募集
Gravis公式サイト
まとめ
インストラクターとはどんな仕事なのか解説いたしました。
インストラクターは、ある特定の分野について利用者にスキルの指導をする人のこと。いわゆる指導者となります。
インストラクターには、スポーツ系と情報系があり、スポーツ系の代表的なインストラクターは次のとおりです。
- フィットネスインストラクター
- ピラティスインストラクター
- ヨガインストラクター
- ダンスインストラクター
- エアロビインストラクター
- ストレッチインストラクター
- スイミングインストラクター
- スキーインストラクター
情報系のインストラクターで代表的なものは次の3つです。
- パソコンインストラクター
- ITインストラクター
- OA機器インストラクター
情報系のインストラクターは高い専門知識が必要です。
トレーナーもインストラクター同様にスキルの指導をする人のことですが、メンタル面の指導や怪我の回復アドバイスなどがあり、インストラクターよりも幅広い知識が必要とされています。
【関連リンク】
ダンスのインストラクターになるにはどうしたらいい?順を追ってわかりやすく解説