学校や街中でスッと姿勢が良い人を見かけると、あの人バレエやっているんだろうなと思うことがあると思います。
それだけ「バレエをやると姿勢が良くなる」と様々な世代の人々に浸透しているということですが、なぜ姿勢やスタイルが良くなるのか、どんなトレーニングをしているのか気になりますよね・・。
そこで今回は、バレエをやると姿勢が良くなることの他にどんな特徴やトレーニング方法があるのか見ていきましょう!
目次
バレエをやっている子の精神的な特徴
バレエをやっている子には優しくて明るく芯が強くてどんなことにも動じない子が多いです。
動じないというのはどんな精神力があるのでしょうか?
メンタルが強い
バレエをやっている子の精神的な特徴はメンタルが強いことです。
大きな舞台で発表をする機会が多いことやレッスンが厳しいこと、レッスン以外での努力がメンタルの強さにつながっています。
常識がある
バレエの先生は礼儀に厳しい方が多いので、怖いという印象を持たれる方も多いですよね。
挨拶や返事などはどのスポーツも当たり前のことですが、その場だけでなく日常から身につけることができます。
またバレエのレッスンの始まりと終わりにはレヴェランスというものがあり、自分たちが学んだことや表現したことに感謝するために行われ、バレエの基本的な礼儀として行われています。
発表会時には様々な人が協力してくれるからこそ自分たちの踊りができるので、挨拶やお礼なども重要視されています。
こうしたことから常識が身についていくのではないかと感じます。
一つのことに一生懸命努力する
何事にも一つのことに努力することが大事です。
しかし、なかなか結果が出ないとあきらめてしまう子も多いはずです。
バレエはすぐに結果が出ることはなく、保護者から見てそれなりに踊れるようになったなと感じるまでにはかなり長い時間を要します。
例えば3歳からバレエを始めた場合、先生にもよりますがトウシューズを履けるまで最低でも5~6年はかかります。
このトウシューズを履くことができるまでにやめてしまう子も少なくありません。
そのため、コツコツ自分のできることを努力する子が長く続けている印象です。
バレエをやっている子の身体的な特徴
スラっと伸びた姿勢、優雅な所作はバレエ特有ですよね。
バレリーナの特徴はどんなものがあるのでしょうか?
美しい姿勢
バレエをやっている子の美しい姿勢はバレエを始めたからといって簡単に身につくものではありません。
美しい姿勢を作るには、基礎はもちろんですが、バレエの魅せ方を体に覚えさせることです。
ただ一つの手の動きでもとてもきれいに長く見えるのは、魅せ方を習得しているからなのです。
細く長い筋肉
バレエをやっている子の特徴としてパッと思い浮かべることができるのは、体全体が細く長いことです。
これは美しい姿勢でお話ししたように「魅せ方」もありますが、様々な筋肉をつけなければいけません。
なかでも「赤筋」が重要とされていて持続力が求められる筋肉の1つで、マラソン選手がよく鍛えています。
酸素やカロリーをエネルギー源としているため、長時間体を使うことができるスタミナ重視の筋肉になります。
陸上選手など、瞬発力が求められるスポーツで重要な白筋は赤筋と違い、鍛えるほど見た目がムキムキになるのが特徴です。
強い体幹
強い体幹を身につけるには体を引き上げることが大事です。
体を引き上げることで足の負担を減らすことができ、まっすぐな軸を作ることができるので回転やジャンプなどが綺麗に仕上がります。
バレリーナが軽やかに動くには、引き上げが重要になります。
引き上げは簡単にできるものではなく、練習を重ねて感覚を掴むものです。
はじめは引き上げをすると、全身を固めてしまうことがありますが、リラックスして上に引き上げる気持ちが大切です。
何度も練習をすることで、体の奥深くの筋肉が伸びていくイメージが掴めるようになります。
バレエに必要なトレーニングとは?
バレエはストレッチだけでなくトレーニングも行います。
体幹トレーニングをするのにオススメの時期は、9~12歳くらいの「ゴールデンエイジ」とよばれる時期です。
ちょうどトウシューズを履き始める時期ですね!
ではどんなトレーニングを行っているのでしょうか?
ストレッチ
バレエ教室の多くはストレッチの時間を多くとっています。
年齢が上がっていくとストレッチとバーレッスンの時間が多くなると思いますが、幼稚園児クラスや低学年クラスは重点的にストレッチを行います。
主に裏もも、内もも、体側、などを伸ばしたりうつぶせになってつま先を持ちつま先と背中の力で上体を起こすことも行います。
プランク
プランクとはうつぶせになり手から肘までを床につけて腹筋(インナーマッスル)を鍛えるトレーニングのことでバレエ以外でもインナーマッスルを鍛えたいときに行う有名なトレーニング方法です。
これを30秒~1分×4セットほど行うと効果的です!
サイドプランク
サイドプランクはプランクの状態を横に向かって行います。
片手で肘まで床に着けて足先もまっすぐに伸ばすことで体側が鍛えられます。
30秒~1分×4セットほど行います。
ヒップリフト
ヒップリフトは、仰向けに寝て膝を立ておしりを持ち上げる動作です。
これはおしりのトレーニングでバレエでは必ず必要で強化しておくべき場所といっても過言ではありません。
10~20回×2セットほど行います。
すべてのトレーニング後は必ずストレッチを行うようにしましょう。
トレーニングをしたあとストレッチせずにそのままにしておくと筋肉は硬くなり、バレリーナの細くて長い、しなやかな筋肉は作れません。
自宅で毎日!バレエ上達へのコツ
上記では身体のトレーニング方法をご紹介しましたが、ここでは自宅で毎日続けると上達につながる、ちょっとしたコツをあげていきます。
自分に合った方法をぜひ試してみてください。
バレエノートを書く
バレエに限らず、特にスポーツ系の習い事では「レッスンノート」を活用することをおすすめします。
教室で書くきまりになっていなくても、自主的にレッスンノートを書いてみましょう。
書く内容としては
- 目標
- レッスンで教えてもらったこと
- できたこと・できなかったこと
- 次回への課題
- 感想
など、必要に応じて自分なりの形式でかまいません。
ノートに書き出すことで、レッスンを細かく思い出して、自分はどうだったか、客観的に考えることができます。
また、レッスン後すぐに記入すれば指導されたことを忘れずに課題として次に活かせます。
長くノートを続けていると、読み返すことで過去に教えてもらったことをまた復習したり、自分の成長を実感できるツールとなります。
動画を撮る、見る
レッスン内容を動画に収めることは難しいかもしれませんが、自宅で練習する際はぜひ動画を撮ってみてください。
レッスンノートと同じで、自分を客観的に見ることが大切です。
レッスン中も鏡で自分の姿を見ていますが、進んでいくレッスンのなかで、じっくりと自分の動きだけを見て確認する、というのは難しいと思います。
しかし、自宅で練習するときに動画を撮れば、ひとつの動きに対して繰り返し見て改善点に気づけたり、良くなっている部分を発見できたりします。
また、お手本となる動画を見ることもおすすめです。
YouTubeやDVDで上手い人の動きをみて真似をしたり、解説つきの動画でポイントを抑えるなど、上手く活用しましょう。
感性を養う
バレエは芸術的な感性も大切です。
バレエで使われるクラシック音楽を聴く習慣をつけ、イメージを持って身体で表現していけるように感性を育てていきましょう。
音楽を聴くだけでなく、絵画の鑑賞や映画・ミュージカルなども芸術的な感性を養うのに効果的です。
もちろん、バレエ鑑賞もたくさんしましょう。
プロダンサーの技術・表現力を見ることで、バレエのセンスが磨かれます。
自分に足りない部分を見つけ、どんどんレッスン内で取り入れてみてください。
憧れのバレエダンサーを見つけて、出演している作品を見ていくのもいいかもしれません。
様々なものを吸収して、表現力に繋げていけるといいですね。
バレエを習うメリット・デメリット
バレエにはメリットが多いとよく聞きますが、デメリットもあるのでしょうか?
ここからはバレエを習うメリットとデメリットをご紹介いたします。
バレエを習うと良いことってなに?
バレエを習っているうえでメリットになることはどんなことがあるのでしょうか?
たくさんありますが今回は3つ紹介していきます!
姿勢が良くなること
バレエのメリットは、姿勢が良くなることです。
バレエは上半身を引き上げるので姿勢がよくなり、立ち居振る舞いも綺麗になります。
街中で「あの人綺麗な姿勢で目立つな~」と思う人がいたら大体バレエをやっている人です。
芸術的感性が磨かれる
2つ目のメリットは芸術的感性が磨かれることです。
バレエをやっている人ならば一度はバレエ団の公演に行ったことがあるのではないでしょうか?
バレエをやっていなければそのような感性を磨くこともないでしょう。
バレエ公演はセリフがないので身体や曲、表情で表現します。
その表現方法を学ぶことも芸術的感性が磨かれているのです。
人前に立つことに慣れ、小さい子のお世話ができるようになる
バレエ=発表会といっても過言ではないくらい浸透していますよね。
一番下の子でも3歳~発表会に出ることができます。
3歳から保護者と離れて練習してきた踊りを本番で踊らなければなりません。
もちろんお姉さんやお手伝いのお母さん方が入ってくれますが、舞台の上では自分自身が踊らなければなりません。
そのようなことを繰り返し行っていくうちに度胸がついて人前に立つことができるようになります。
また小さい子のお世話をするので必然的に低年齢のお世話ができるようになります。
バレエを習っていて困ることって何?
バレエのメリットがたくさんあることはわかりましたが、習っていて困ることやデメリットはあるのでしょうか?
体の使い方を間違える
バレエをやっている人は手足が細いからバレエを始めれば細くなるかも!という認識は間違いです。
バレエは全身を引き上げ、締めながら踊るので上半身は細く華奢になります。
しかしバレエは意外と筋力が必要なので足は筋肉質になります。
また足の筋肉の使い方を間違えると太くなり、さらに筋肉質になるので上半身は綺麗だけど・・となってしまいます。
相性が良くないダンスがある
バレエはHIPHOPダンスやジャズダンスとは相性があまりよくないようです。
バレエは両肩と骨盤の左右を結んだ四角は動かさないように踊ります。
しかしHIPHOPなどは体を滑らかに動かして踊るので長年のバレエ経験者がHIPHOPを踊ろうとすると少しぎこちなく、硬いと言われてしまうそうです・・
周りとの差を感じてしまい、マイナスな感情になってしまう
未就学児や小学校低学年ごろまでは良いのですが、3年生くらいになると週1〜2回通っていたレッスンを週3〜4回にする子どもも増えてきます。
週1回でもよいのですが、差がどんどん開いてきてしまうのでモチベーションが下がったり、ある程度の年齢になると才能のある子がはっきりとわかります。
練習すればだれでも上達するわけではないので「努力しても報われない」「才能がないから・・」とネガティブな感情を持って、自己肯定感が低くなってしまうこともあります。
【バレエの半額!】チアダンスでバレエの基礎が学べるってホント!?
実は、チアダンスは、3つのダンスジャンルを約2分の演技のなかで踊りわけるという特徴があることをご存知でしょうか?
そのため、チアダンス1つで、様々なダンスに触れることができる唯一の習い事です!
- ポンダンス(ポンポンを持って踊るダンス)
- ヒップホップダンス
- ジャズダン(バレエ基礎)
さらに詳しく知りたい方は、チアダンスって、どんなダンス!?を読んでみてくださいね♪
バレエとチアダンスの共通点とは!?
まずは、バレエとチアダンスの共通点を以下の比較表を参考に見ていきましょう!
身体的にも内面的にも、身に付くスキルはほとんどと言っていいほど変わりません。
唯一の違いは、習い事に必要なアイテム数や費用の差だと言えます。
また、ターンや決められたポーズの名前など、専門用語もバレエとチアダンスは共通しているんです!
ダンスのジャンルに迷ったら、まずはチアダンスがおすすめ!
一口にダンスと言っても、バレエやチアダンスをはじめ、ヒップホップやジャズダンスなど、様々なジャンルがありますよね。
お子様の可能性を引き出すためにも、まずは、あらゆるジャンルを経験してみることがおすすめです。
しかし、そのためには、各ジャンルのレッスンが受けられる教室を探し、月謝もその分必要になります。
現実問題、まずは、どのジャンルかに絞ってレッスンを受けることになるでしょう。
そういった課題を解決できるのが、チアダンスの習い事です!
上記でも書いたように、チアダンスは3種類のダンスジャンルから構成されているため、1つの習い事で複数のダンスジャンルを経験することができます。
チアダンススクールは、体験レッスンや見学も随時行われているスクールが多く、敷居の高いイメージがあるバレエに比べて、気軽にレッスンを体験できるのも魅力です。
まずは、お近くにGravis(グラビス)教室があるかチェック!
まとめ
いかがでしたか?
バレエをやっている子の身体的・精神的な特徴、そしてそのようになるためのトレーニング方法やバレエのデメリットを書きました。
トレーニングはあくまでトウシューズを履き始めたころからお教室の先生に聞いたりして行ってくださいね。
また、習い事として人気のバレエですが、チアダンスは、バレエやその他ジャンルを、バレエの約半分の費用で、まとめて習うことができるのがメリットです。
ぜひ、「キッズチアダンスに興味がある」という方は、気軽に見学・体験レッスンへお越しください!
みなさんにピッタリのスクール(教室)が見つかりますように☆
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