自分は特に資格を持っていないけれど、インストラクターになれるのかな…。こんな風に思っていませんか。インストラクターは資格なしでもなることができるのでしょうか。
今回は、インストラクターは資格なしでも仕事ができるのか、資格なしのデメリット、おすすめの資格をご紹介します。
これからインストラクターになりたい方、資格取得に悩むインストラクターはぜひ参考にしてください。
目次
資格なしでもインストラクターにはなれるのか
インストラクターは資格なしでも仕事をすることができます。
世の中には、インストラクターに関する資格がたくさんありますが、どれも民間資格で、国家資格(国に認められた資格)はありません。
たとえば医師になるのであれば、医師国家試験に合格する必要があります。医師のように、仕事をするためには資格がなければできないことがありますが、インストラクターの場合は、「資格がなければ仕事ができない」ということはありません。
そのため、インストラクターになるには、資格は不要となるのです。
しかし、実状は異なり、インストラクターでも資格がないと就職できないことも少なくはありません。民間資格であっても、資格を有している人とそうでない人であれば、前者のほうが採用されやすいのです。
インストラクターになるためには、資格は必須ではありませんが、取得しておいても損はありません。資格の勉強をすれば、実務に役立つ知識を得ることができるでしょう。資格を取得したことで、自信がつくこともあろうかと思います。
必須ではありませんが、インストラクターに関する資格を取得することで、メリットが得られるので、時間に余裕があれば視覚を取得しましょう。
資格なしでインストラクターになるデメリット
資格なしでもインストラクターになれることはお分かりいただけたかと思います。しかし、資格なしでインストラクターになると、デメリットがあるのです。
ここでは、資格なしでインストラクターをするデメリットを解説します。
主なデメリットは次のとおりです。
- 働きながら資格を取得することになる
- 仕事が得られない
- 信頼が得られにくい
- 顧客が得られにくい
- 給与や報酬が低い
- 指導に自信が持てない
- プロフィールの資格欄が空欄になる
【資格なし】インストラクターのデメリット|働きながら資格を取得することになる
資格なしでインストラクターになるデメリット1つめは、働きながら資格を取得する可能性があることです。
資格なしでインストラクターに採用されたとしても、後から指示があり、資格を取得しなければならないこともあり得ます。社内独自の資格を取得して、知識が一定のレベル以上になるようにスクールで制度を設けていることもあるのです。
働きながら資格試験の勉強をするのは大変。十分な学習時間を確保できないこともあるでしょう。
可能であれば、インストラクターとして働く前に資格をいくつか取得しておくことをおすすめします。
【資格なし】インストラクターのデメリット|仕事が得られない
資格なしでインストラクターになるデメリット2つめは、仕事が得られないことです。
実際に資格なしでインストラクターに採用されたとしても、指導の仕事をあまり与えてもらえないことがあるでしょう。
資格を保有しているインストラクターと、資格なしのインストラクターであれば、前者のほうがスキルが高いと評価され、仕事を多く与えられるのです。
資格がないインストラクターだと、すぐに顧客の指導はせずに、事務作業が多く任されることもあるでしょう。資格がないと、希望する業務にすぐに携われないこともあるのです。活動の場が自然と少なくなってしまいます。
【資格なし】インストラクターのデメリット|信頼が得られにくい
資格なしでインストラクターになるデメリット3つめは、信頼が得られにくいことです。
資格は、知識や技術を保有していることの証明となります。たとえば、英語検定1級を取得している人であれば、実際に英語を話す様子を見なくても「この人は英語が話せるのだな」と自然と判断するでしょう。
このように資格があることで、一定のスキルがあると周囲が認めるのです。
しかし、資格なしの場合は、知識や技術を証明するものがありません。そのため、上司や同僚からの信頼が得られにくい可能性も考えられます。
【資格なし】インストラクターのデメリット|顧客が得られにくい
資格なしでインストラクターになるデメリット4つめは、顧客が得られにくいことです。
スクールの講師紹介ページには、資格情報が記載されていることがあります。他のインストラクターが資格を多数所有しているにも関わらず、ひとりだけ資格の記載が一切なければ、顧客がなかなかつかないこともあるでしょう。
資格ありのインストラクターと資格なしのインストラクターであれば、前者からの指導のほうがわかりやすいだろう、安心感があるだろう、と顧客が思うからです。
インストラクターとして採用されても、顧客が得られなければ仕事はできません。顧客が得られにくいことも、資格なしのデメリットです。
【資格なし】インストラクターのデメリット|給与や報酬が低い
資格なしでインストラクターになるデメリット5つめは、給与や報酬が低いことです。
一般的に、資格があるインストラクターはスクールから歓迎され、資格なしのインストラクターよりも給与や報酬が高く設定されることもあります。
アルバイトであれば、時給に差が出ることもあるでしょう。また、資格合格をしたことで、お祝い金が出るスクールも。
このように給与や報酬が低くなる可能性があることも、デメリットと言えます。
【資格なし】インストラクターのデメリット|指導に自信が持てない
資格なしでインストラクターになるデメリット6つめは、指導に自信が持てないことです。
資格を保有してインストラクターになる人は多く、資格なしは少数派と言えるでしょう。周囲が資格を持っていると、劣等感を覚えることもあるかと思います。
スキルや知識があることの証明となる資格がないことで、自分の指導スキルに不安を抱くインストラクターもいるでしょう。
自分の仕事に自信が持てないこともデメリットです。
【資格なし】インストラクターのデメリット|プロフィールに資格が書けない
資格なしでインストラクターになるデメリット7つめは、プロフィール欄に書ける内容がないことです。
先述したように、スクールのホームページにはインストラクターの情報が記載されていることがあります。顧客はこの情報を見て、「どのインストラクターに習おうかな」と考えるのです。
インストラクターの名前、受け持ちクラス・レッスン、経歴、資格が記載されていることが多く、この資格欄が空欄だと、見栄えが悪くなります。
ひとりだけ資格がないと、悪く目立つこともあるでしょう。
スポーツ系のインストラクターにおすすめの資格3選
資格なしでインストラクターになると、複数のデメリットがあることがわかりました。可能であれば、資格を取得した上でインストラクターになることをおすすめします。
しかし、どんな資格を取ればよいのかわからない人も多いでしょう。
ここでは、インストラクターにおすすめの資格を解説します。
おすすめの資格は次の3つです。
- スポーツ医学検定
- スポーツ指導者
- 健康運動指導士・健康運動実践指導者
- NSCA認定CSCS
おすすめの資格|スポーツ医学検定
インストラクターにおすすめの資格1つめは、スポーツ医学検定です。
こちらは、身体のことやスポーツによる怪我に関する知識を問う試験です。検定は、初級、3級、2級、1級があり、インストラクターには、2級がおすすめです。
2級は、学生時代にスポーツ医学を専門的に学んだ人でなくても、理解しやすいレベルで、スポーツ医学に関する基礎的な知識が身につきます。
怪我の予防やリハビリの知識を得たい方にもよいでしょう。
【費用】
980円(税込み)から
おすすめの資格|スポーツ指導者
インストラクターにおすすめの資格2つめは、スポーツ指導者です。
こちらは日本スポーツ協会の資格で、講座を受講して、それを終了すると資格が取得できる仕組みです。
講座はNHK学園「コーチングアシスタント養成講座」から受講ができます。ただ学習をするのではなく、課題提出もあるため、高いモチベーションを保って学習することができるでしょう。
自宅に教材が届くため、スクーリングではなく、在宅で資格が取れるのも魅力です。自分のペースで勉強をしたい方や、通学時間を短縮したい方に向いています。
【費用】
35,000円(税込み)から
おすすめの資格|健康運動指導士・健康運動実践指導者
インストラクターにおすすめの資格3つめは、健康運動指導士・健康運動実践指導者です。
健康運動指導士は、健康・体力づくり事業財団の養成講座を受講して、資格が取得できます。健康運動実践指導者と比較すると、取得しやすい資格でしょう。
健康運動実践指導者も健康・体力づくり事業財団の養成講座を受講しますが、一定の条件を満たしていないと受講はできません。
体育系短期大学、体育専修学校もしくは、これと同様以上の学校の卒業者・卒業見込みの人、3年以上運動指導に従事した経験がある人、運動指導に関する資格を有する人です。
上記のように、健康運動実践指導者は受講に条件があるので、まずは健康運動指導士から取得しましょう。
【費用】
受講料:137,238円(税込、テキスト料含む)受験料: 13,619円(税込)
おすすめの資格|NSCA認定CSCS
インストラクターにおすすめの資格4つめは、NSCA認定CSCSです。
スポーツ障害予防、運動パフォーマンス向上を目的としたトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技術を持つ人を認定する資格です。
顧客ひとりひとりに合ったトレーニングメニューを考えるパーソナルトレーナーに特におすすめします。
【費用】
CSCS認定試験 50,200円(税込み)
Gravis(グラヴィス)のインストラクターになるには?
チアダンス経験があり、インストラクター業に興味があるものの、「ブランクがある」「指導経験がない」と一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、そのような不安があっても、Gravisのインストラクターを目指すことはできます!
Gravisでは、入社した社員向けに、手厚い教育・研修プログラムを用意しており、必要なスキルを身に着けて、いち早く現場で活躍することが可能です。
キッズダンスのインストラクターを目指す方は、まずはお気軽に説明会や選考会にエントリーしてみてください。
Gravis(グラヴィス)のインストラクター求人内容
Gravisのキッズダンススクールで働きたいと考えいる方であれば、勤務地や時間、休暇や福利厚生などが気になるはずです。
続いては、Gravisのインストラクターの求人内容についてご紹介していきます。
業種と仕事内容
①総合職(インストラクター兼務)
マーケティングや広報、事業企画と⾏った事業全般に関わる業務
入社当初はチアダンスのインストラクターを行いながら、広報・マーケティング・新規事業など適性を見ながらインストラクター業務以外も幅広く経験していただきます。
②インストラクター専門職
インストラクターを中⼼とした業務
インストラクター以外にはレッスンに関わる顧客管理やイベント企画・運営などいずれも、インストラクターに付随する業務中心になります。
③【New】競技選手コース
競技選⼿としてRegina(社会⼈チーム)へ所属し大会へ出場する
通常業務は、インストラクター及びチアダンススクール運営に関わる業務を行います。
選手としての練習は、勤務時間外で練習時間を設ける形ではなく、基本的に勤務時間内に行うことが特徴です。
社会人になってもチアを続けたい!という声が形となりました。
社会人になっても、仕事とチアダンスどちらもやりたい人の夢を叶えた働き方が実現できます!
勤務時間
Gravisのインストラクターの勤務時間は、9:00〜22:00(お昼休憩1時間)の中で実働8時間です。
レッスンは、平日ですと夕方以降(16時〜19時)、休日は日中(09時〜17時)がピークタイムとなります。
入社当初は、担当のレッスン時間に合わせて、先輩がシフトとして働く時間や働き方をフォローしてくれるので安心です。
役職によっては、フレックス制としてコアタイム(=レッスン)以外は自分自身で働く時間を決められます。
休日休暇
Gravisのインストラクターの休日休暇は、完全週休2日のシフト制です。
その他にも、GW、夏季休暇、年末年始休暇、年次有給休暇、年末年始休暇、慶弔休暇、産前産後育児休暇などの休暇が用意されています。
インストラクターと聞くと業務委託や派遣などの雇用形態が一般的ですが、Gravisでは正社員として働けるため、休暇を上手く使いながらプライベートな時間を充実させることができます。
勤務地
Gravisのインストラクターの勤務地は、基本的にオフィスのある東京都町田市(小田急線 鶴川駅から徒歩3分)です。
ただし、出社義務はないため、任されたGravisの各店舗へ直行直帰でも問題なし!
今では、インストラクター以外の業務は、自宅でリモートワーク行うスタッフも多く、働きやすい環境になっています。
Gravisの教室は、東京・神奈川を中心に約50拠点で、人員状況に応じて担当する教室が変動します。
Gravisの店舗一覧が知りたい方は、こちらを参考にしてみてください!
福利厚生や待遇
Gravisの正社員になると、各種社会保険完備、交通費全額支給の他に、定例制度化はしていませんが「社員旅行」なども開催されます。
Gravisでは「チャレンジする人を増やす」をコンセプトに、常識にとらわれず様々なことにチャレンジしている会社です。
そのため、これから新しく福利厚生ができるなんてこともあるかもしれません!
福利厚生や待遇については以下の通りです。
・ウエア・シューズなどの提供
・フレックスタイム制(※レッスン中心に設計する)
・家賃借り上げ制度
・通勤・移動手当支給
・PC/Apple Watch貸与
・リモートワーク推奨
・社員旅行有り
各種研修制度
Gravisのインストラクターには、以下の各種教育制度が用意されています。
・PC研修
・チームビルディング研修
専門知識のある上司・先輩社員がマンツーマンで指導に当たるため、実際の業務をこなしながらスピーディーに成長できます。
インストラクターとして働き始めてからも、定期的に研修が受けられるので、自己スキルを磨き、着実に成長することが可能です。
技術的な研修の他にも、専門家指導の下、内面に働きかける研修もあるため、心身ともにスキルUPが目指せます。
Gravis(グラヴィス)インストラクターの給与事情
Gravisのインストラクターを目指す方にとって気になる給与事情。
ここでは、月収やボーナスなどについて赤裸々にご紹介していきます。
月収
Gravisのインストラクターは、初任給(月給)で、220,000円〜250,000円 です。
ご自身の経験や、役職、年齢、勤務年数などによって変動します。
新卒者も⼀律ではなく入社時の能力で評価するのが特徴です!
昇給・賞与
Gravisのインストラクターのボーナスは、年2回・1.5か月~が支給されています!
通常、大手企業の正社員インストラクターであっても、ボーナスは「年1回」という企業が一般的です。
Gravisのインストラクターに向いている人の特徴
Gravisだけでなくキッズ向けのダンスインストラクター全般で考えると「体を動かすことが好きな人」「子どもと触れ合うことが好きな人」「人に教えることが得意な人」が向いている仕事です。
では、Gravisのインストラクターには、どのような人が向いているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
チャレンジし続けられる人【自分で考えて行動する人】
Gravisでは、「チャレンジする⼈を増やす」ことをミッションに掲げている企業です。
⾃分で考え⾏動する人の育成に力点を置き、従来のチアダンススクールとは⼀線を画した育成⽅針を実践することで、チアダンスの変革に取り組んでいます。
そんな思いに共感し、新しいアウトプットを生み出してくれる方にぜひ仲間になって欲しいです。
チームで成果が出せる人、出そうとする人
チームに貢献してくれる人の特徴は3つあります。
②仲間を理解し⽬標に向けて切磋琢磨できる⼈
③⼈の⼼を動かすパワーと⾏動⼒を持つ⼈
素直さ、協調性、情熱を持ち、チームワークを大切に行動できる方はGravisで活躍できます!
もっとGravisについて知りたい!という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
業務委託インストラクター募集
アルバイト募集
インターンシップ募集
Gravis公式サイト
まとめ
資格なしでもインストラクターになれるのか、資格なしのデメリット、おすすめの資格を紹介しました。
資格を保有していなくても、インストラクターになることはできます。しかし資格がないと、仕事をする上で困ることもあるでしょう。
資格がないことのデメリットは、次のようなものがあります。
- 働きながら資格を取得することになる
- 仕事が得られない
- 信頼が得られにくい
- 顧客が得られにくい
- 給与や報酬が低い
- 指導に自信が持てない
- プロフィールの資格欄が空欄になる
無理のない範囲で、資格を取得しましょう。
おすすめの資格は次の3つです。
- スポーツ医学検定
- スポーツ指導者
- 健康運動指導士・健康運動実践指導者
- NSCA認定CSCS
自分のレベルに合わせて資格を選んでください。
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