福井商業高校チアリーダー部『JETS』の演技をみて、ラスベガスで涙。

チアリーダーのみなさん、こんにちは！

2020年2月、Gravis Dance Team「Regina」とGravisスタッフ一同は、アメリカ ラスベガスにておこなわれた「JAMZ Nationals」に出場・帯同してきました。

Gravis Dance Team「Regina」の感想は、Regina2期 後期の振り返り JAMZ Nationals@ラスベガスをご覧ください♪

JAMZ Nationalsの大会には、日本から5チームが出場しました。

• ・福井県立福井商業高等学校チアリーダー部「JETS」
• ・浦和学院高等学校「SPLASH」
• ・株式会社BEARS「BEARS Ray」
• ・EVOKE「EVOKE」
• ・Gravis Dance Team「Regina」

出場チームの詳細は、「2020年2月23日 JAMZ Nationals出場チーム紹介！」の記事をご覧ください♪

今回は、そのなかでもチアダンス界でいくつもの偉業を達成している福井県立福井商業高等学校チアリーダー部『JETS』について、またJETSとの思い出についてご紹介します！

福井県立福井商業高等学校チアリーダー部『JETS』

JETSに込められた意味や歴史、そしてなぜ短い期間で全米優勝までたどりつくことができたのか～現在の活動などをみていきましょう！

JETSに込められた意味とは？

『JETS（ジェッツ）』というチーム名には、「高校３年間は短い。だから、ジェット噴射の如く一気にレベルアップし、大空を飛ぶが如く世界に羽ばたいてほしい。」という願いが込められているそうです。

部員のほとんどが、ダンス初心者だそうで、「明るく素直に美しく」をモットーに夢と希望を持ち、全国大会でも多く上位入賞を成し遂げているチアダンスのチームです。

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福井商業高校チアリーダー部 JETSです！

JETSの歴史

福井商業高校チアリーダー部JETSは、2006年にチアダンス経験者がゼロの顧問と10人弱の部員でスタート。

2009年には、創部わずか3年でフロリダ州オーランドで開催される全米チアダンス選手権大会優勝を果たしました。

これが映画「チア☆ダン」のモデルとなりました。

その後、2011年に再び優勝。

2013年〜2017年にかけては、同大会5連覇を達成！

通算7回の優勝を果たしました。

2018年の全米大会は、開催団体の変更などにより日本の高校生団体の推薦枠がなくなったため、JETSを含む4チームでアメリカのニューヨーク・カーネギーホールにて公演を開催しています。

また、おなじく2018年にラスベガスで開催されたJAMZ大会に出場し、みごと優勝を果たしました！

そして、現在も活躍はとまりません♪

【外部リンク】

JETS2年ぶり全日本チアダンス制覇 福井県立福井商業高校

JETSをゼロから全米大会優勝へと導いたキーパーソン

顧問の五十嵐裕子先生

JETSが無名のチームから努力で全米大会を制覇したことは有名ですが、その裏側には顧問の五十嵐裕子先生の熱い想いがありました。

五十嵐先生は自身がチアダンスの経験者でもなければ、チアダンスを見たのもテレビが初めてだったそうです。

たまたまつけたテレビで『神奈川県立厚木高等学校ダンスドリル部IMPISHが、全米チアダンス選手権大会で日本人初の優勝』というニュースを見て感銘を受け、彼女は次の赴任先の高校でチアダンスをやることを決意しました。

そして福井商業高校に赴任後、実際にチアダンス部を創立し、“必ずチーム全員で全米大会のトロフィーを手にする”という目標を掲げ夢を実現します。

五十嵐先生はこの目標を果たすために、勝った時のイメージを大切にしていたそうです！

諦めずに挑む姿勢は選手と変わらず、そんな顧問の先生がいたからこそ勝利を掴めたのでしょうね♫

JETS初代メンバーとOG

五十嵐先生と同じくゼロからJETSを作ったOGたちが沢山います。

彼女達はJETSのOGを集め、社会人チアダンスチーム“Grace JETS”を結成しました。

チームのコンセプトは『強く優しく美しく』。

JETS時代に培った技術や表現力、チアダンスに対する熱い想いがふんだんに込められています。

OG達で福井のまちに元気と笑顔を届ける「チアドリームプロジェクト」として社会貢献もされています。

代表は顧問の五十嵐先生で、一般社団法人として活動しているそうです。

また、JETS初代メンバーでありOGのMayaさんは阪神タイガースで３年間公式チアリーダーを務めた後、石川県のプロバスケットボールチームのチアリーダーグループを立ち上げ、現在はチームディレクターとして活躍しています。

2019年にはキッズチアダンスアカデミーを開校し、JETSで学んだチアダンスの全てを子ども達に伝えているそうです。

コロナ禍では、あまりイベントが行われなかったため活動が少なかったようですが、ここ1年はイベントにたくさん出演しているようですよ！

また大会でもGraceJETSの素敵な演技を見ることができるのはとても楽しみですね！
詳しいGraceJETSの情報はインスタグラムでご確認ください！

最近のJETSの活動

全米世界大会の日本からの推薦枠がなくなってしまったことによって全米大会への挑戦ができなくなってしまったJETS。

ずっと全米制覇を目指して一生懸命練習してきたJETSにはショックな出来事だったと思います。

そんな生徒さんたちの想いを顧問の先生がなんとかアメリカに行けないか模索して、アメリカのショーの本場「カーネギーホール」で公演することができないかと思いつき、関係者に連絡したところ今回のショーが実現したそうですよ！

JETSとの思い出＠ラスベガス

ここからは、GravisスタッフとJETSの思い出をご紹介します♪

ホテルですれ違い、日本のチームと挨拶

JAMZ Nationalsの大会がおこなわれたラスベガスでは、同じホテルで、全チームが集合しているため、毎朝「おはようございます！」とすれ違うチーム同士でご挨拶していました。

見知らぬ地「アメリカ」なので英語が飛び交う中、日本のチームと関われる時間は貴重で、とても安心しました！

そんな中、特にまとまっていたチームが、映画・テレビドラマ「チア☆ダン」でも話題になった、福井県立福井商業高等学校チアダンス部「JETS」。

全米大会（NDA)5連覇の後、昨年からJAMZに出場して優勝をし、今回ももちろん優勝を目指してこの大会に挑んでいます。

とても気持ちの良い挨拶をする「JETS」の皆さん、王者の貫録を感じました。

至近距離から観た全米の舞台での「JETS」

2月23日(日)日本から出場するチームすべてのチームが、本番を迎えます。

演技時間はさまざまで、9:30～日本のチームが演技を開始するため、その時間に合わせてホテルを出発しました。

9:30～BEARS Rayのパフォーマンス。さすが、日本のチーム、統一感は抜群です。

BEARS Rayは客席のアリーナから応援。しかしもっと近く、舞台の正面真下から応援できることが分かり、JETSの演技は至近距離で応援しました。

午前は、JAZZの演技で「ALIVE」。

呼吸や、声、目線から感情が伝わってきて、気づいたら勝手に涙があふれてきていました。

この作品に一人一人が込めた想いがちゃんと1つになって伝わってきたから、観ている私たちの心を動かしたんだと思います。

JETSは2部門で出場していて日本でいうチアダンス部門、アメリカではVARIETY部門に出場をしました。

JAZZに同じく1番前で、国旗をもって必死に応援。

JAZZとはまた違った感情の変化や、表情・踊っているときの心から楽しんでいる様子をこんなに近くで感じたこともなく、やはり圧倒されました。

同じ日本のチームとして、この舞台に来れたことを誇りに思います。

とても素敵でした！

見事、優勝！Nationals Champion2冠

結果は、JAZZ部門・VARIETY部門ともに1位を獲得した福井県立福井商業高等学校チアダンス部JETS。

とてもパワーをもらいました。

これからもJETSの活躍を応援していきたい！と思いました！

「福井商業高校 JETS」JAMZ Nationalsの演技

そんな彼女たちの演技がYouTubeでもみられるようになりました！

VARIETY部門

JAZZ部門