みなさんはチアダンスのショルダーロール(ローリング)という技を見たことがありますか?
振り付けに入っていると華がありますよね。
そんなできたらかっこいいショルダーロールをやってみたいという人も多いでしょう。
今回はチアダンスの技の1つであるショルダーロールの練習方法やポイント、他にもテクニックやアクロバットについて紹介します。
興味がある人はチャレンジしてみてくださいね!!
実は簡単!?ショルダーロール(ローリング)に挑戦してみよう
一見、難しそうに見えるショルダーロールですが練習をすれば、すぐに出来るようになる可能性の高い技です。
ショルダーロールについてや練習方法、ポイントについて紹介します!
ショルダーロール(ローリング)とは
ショルダーロールはローリングとも呼ばれることのあるチアダンスの技の1つです。
ショルダーロールは座った状態から後ろに転がり足を開いて回る床技で、チアダンス以外でも新体操や他のダンスの振り付けで見かけることも多くあります。
チアダンスの振り付けでも数名で揃えて実施すると、とても華があり美しい技という印象になります。
ショルダーロールの練習方法
ショルダーロールの具体的な練習方法について解説していきます!
やってみたい人は挑戦してみてくださいね。
※練習の際は先生や保護者の方に相談し、付き添ってもらうなどしてもらいましょう。
1、まずはじめに、※背倒立の練習をし、その際に手で腰を押さえ足が高く上がるように意識します。
2、足を高く上げられるようになってきたら、背倒立のまま手から腰から手を離してキープしてみましょう。
3、しゃがんだ状態から後ろに転がり、足を開いた状態で止まります。
正しい形でできているか確認してみましょう。
4、頭を抜く方の左手の平は、床について頭を入れるスペースを作ります。
5、頭の抜き方がわかったら、回ってみましょう。
※背倒立の手順
1、仰向けに寝ます。
2、両手は腰の横に、手の平を下にして床を押します。
3、腰をできるだけ顔の前(上方向)に持っていきます。
4、両手を背中に当て、身体を支えます。
5、腰の位置は動かさず、上方向へ腰・膝・つま先を伸ばします。
ショルダーロールのポイント
ショルダーロールの練習の際に役立つポイントを下記に紹介します!
・後ろに回転する際に、手の方に顔を傾けるのを意識する
・練習をし始めた頃は、上に上げている左足を大人の人に持ち上げてもらうと練習しやすいです。
・余裕が出てきたら、つま先を伸ばす意識をすると綺麗に出来るようになります。
・床に線を引く(テープなどを貼ってみましょう)とまっすぐ後ろに下がる意識ができます。
※練習の際はマットや布団の上などで行うようにしましょう。
他にはどんなものがある!?チアダンスのテクニックを知ろう
チアダンスにはショルダーロールの他にもたくさんテクニックがあります。
テクニックのジャンルを難易度別に紹介しますので、初級から上級に向けて挑戦してみましょう!
チアダンスのテクニック〜ジャンプ編〜
ダイナミックな印象を与えるジャンプのテクニック。
ジャンプは柔軟性や脚力が必要となりますが、綺麗に出来るとかっこいいので初級から上級の順にトライしてみてくださいね!
ジャンプ・初級
初級のジャンプには柔軟性がそこまで必要ないものもあり挑戦しやすいものが多いです!
ジャンプ初級のテクニックは下記の通りです。
- Cジャンプ
ジャンプした際に背中を後ろに反らせて、両足を曲げ横から見た形がアルファベットの「C」になるように跳ぶジャンプです。
- ハードラー
フロントハードルと呼ばれることもあるジャンプで、ハードルを跳んでいる時の形に似ていることからこの名前がついています。
形は片足を前に、反対の足を曲げた状態で高く跳び、一番高く跳んだところで前に出した足のつま先を両手でタッチします。
- スプリットジャンプ
空中で前後開脚の形になるジャンプで、「フライアウェイ」と呼ばれることもあります。
脚を180度に開くための柔軟性と脚力が必要です。
ジャンプ・中級
ジャンプの中級では少しずつジャンプ力と柔軟性の高さが必要となるため、ジャンプそのものの練習に加えてストレッチや筋トレも強化する必要があります。
ジャンプ中級のテクニックは下記の通りです。
- トゥタッチ
チアダンスの振り付けによく登場する代表的なジャンプです。
ジャンプした際に空中の一番高いところで、両足を左右に開脚の形になります。
着地の際には両足を揃えます。
ただ脚を180度開くだけでなく、つま先を伸ばすとより綺麗に見えます。
- ジュッテ
ジュッテはフォーメーションチェンジの際に多く使われる移動系のジャンプです。
シャッセから入って脚を前後にスプリットし高く跳びます。
跳んでいる時のアームは振り付けによって変わります。
ジャンプ・上級
上級のジャンプではジャンプの以外のテクニックも必要になり、瞬発力も重要となります。
ジャンプ上級のテクニックは下記の通りです。
- スイッチリープ
ジュッテで前に出した脚と後ろ脚を瞬間的に入れ替える高度なジャンプです。
空中で脚を入れ替えるため高くジャンプする必要があり、ジャンプ力や瞬発力が必要です。
- シェネトータッチ
ターンの1つであるシェネからトゥタッチをするジャンプです。
トゥタッチが出来ることはもちろん、シェネを回るテクニックも必要。
入り方は横向きのシャッセからシェネで回り勢いをつけてトゥタッチにの形につなげるのが基本です。
チアダンスのテクニック〜ターン編〜
チアダンスの振り付けによく使われるターンテクニックを難易度順に紹介します。
フォーメーションチェンジにも使用されるターンは出来ることが多いと振り付けの幅も広がります。
ぜひ、初級から上級の順にトライしてみてくださいね!
ターン・初級
ターン初級では基礎的なものも多いですが、振り付けによく登場するテクニックなので、しっかりとマスターできるようにしましょう。
ターン初級のテクニックは下記の通りです。
- シェネ
バレエの1番ポジション(両足のかかとをつけてつま先を開いた形)でつま先立ちで、半回転を繰り返してターンします。
シェネは移動するターンなのでフォーメーション移動に使われることも。
行きたい方向に行けるよう練習が必要です。
- ピルエット
ピルエットは片足をパッセにして軸足でターンするテクニック。
一回転をシングル、二回転をダブル、三回転をトリプルと呼びます。
ターン・中級
ターン中級では高度な技をしながらの移動や、できると振り付けのレベルがアップするようなターンがあります。
ターン中級のテクニックは下記の通りです。
- ピケターン
ピケターンは片足を軸にし、反対の脚はパッセの形で回るターンです。
シェネと同じく移動系のターンです。
- アラセゴンドターン
アラセゴンド(横に片足をあげた状態)で回転するテクニックです。
片足を回っている間、90度に保つので他のターンに比べると筋力が必要。
バレエでは男性ダンサーが行うターンの一種となっています。
ターン・上級
難しいターンテクニックの代表的なものを紹介します。
ターン上級のテクニックは下記の通りです。
- グランフェッテ
グランは「大きく」、フェッテは「ムチを打つ」という意味があり大きくムチを打つようパッセから片足を前から横にあげて何回転もするターンテクニックです。
脚の遠心力を使うことでたくさん回ることができます。
- レッグホールドターン
その名の通り、片足を高い状態でキープして回るテクニックです。
I字バランスの状態で回るのでI字ターンとも呼ばれています。
前後開脚で180度開く柔軟性が必須です。
チアダンスのテクニック〜キック編〜
チアダンスの振り付けによく取り入れられるキックのテクニックについて難易度順に紹介します。
個人技から全体で揃えるラインダンスまで種類も豊富なキックのテクニック。
初級から上級の順にトライしてみてくださいね!
キック・初級
まずはキックの基本から紹介します。
キック初級のテクニックは下記の通りです。
- フロントキック
フロントキックはキックの基本で、前にまっすぐ脚を蹴り上げるキックです。
キックをする際はつま先を伸ばす(ポイント)と綺麗に見えます。
振り付けによっては、つま先を伸ばさずにかかとを出した状態(フレックス)にする場合もあります。
キック・中級
キック中級ではただキックをするだけでなくジャンプをするといったアクションが加わります。
キック中級のテクニックは下記の通りです。
- ヒッチキック
片足を踏み込んでジャンプと同時に反対の脚を高く蹴り上げジャンプします。
ジャンプが高ければ高いほど迫力のあるヒッチキックとなります。
- サイドキック
身体の横に脚を蹴り上げるキックで、あげた脚と反対に身体を少し傾けることで綺麗なサイドキックとなります。
キック・上級
上級では柔軟性だけでなく瞬発力も必要となりますのでストレッチに加えて筋トレも合わせて練習に取り入れてみましょう!
キック上級のテクニックは下記の通りです。
- ファンキック
脚を内側から外側に大きく回すように蹴り上げるキック。
脚の動きで身体がブレないように、しっかりした体幹も必要です。
キック・番外編
大勢で披露すると迫力のあるラインダンス!
下記にその内容を紹介します。
- ラインダンス
厳密にはテクニックではなくダンスの種類ですが、チアダンスではよく使われるキックの一つです。
複数人で横に連なって様々なキックの形を繰り出します。
全員で脚の角度や上げるタイミングを合わせたり、時間差で脚を上げるなど振り付けによって変化します。
全員で息を合わせる必要があるので難易度は高めです。
チアダンスで出来るアクロバットの種類を知ろう
チアリーディングのイメージがあったアクロバットですが、チアダンスでも一部のアクロバットを振り付けに入れてもOKとなりました。
チアダンスで出来るアクロバットを難易度別に紹介します。
※実施可能なアクロバットは大会や編成によって異なりますので、気になる方はチアダンスの有名な協会の一つであるUSA(United Spirit Association )のルールブックをご参照ください。
チアダンス・アクロバット初級
前転や後転といったものは、でんぐり返りや後ろ回りとも呼ばれマット運動でやったことがある人も多いでしょう。
前転・後転といったアクロバットを含む、チアダンスにおける初級レベルのアクロバット技を紹介します。
- 前転
後頭部から首、背中、腰の順に身体を接触させて回転させます。
- 後転
前転とは反対に後ろ向きに回転します。
- 立ちブリッジ
立った状態から後方へ体重移動しながらブリッジの姿勢を作る技です。
- ショルダーロール
前述の通り、座った状態から後ろに転がり足を開いて回る床技で初級に値します。
チアダンス・アクロバット中級
マットとの接触が少し減る側転やロンダートなどはより、アクロバット感が増しますね。
チアダンスにおける中級レベルのアクロバット技を紹介します。
- 側転
開脚しながら両腕を斜め上に伸ばして両手を側方につけ倒立の姿勢を経て一回転する技です。
正式名称は「側方倒立回転」で、車輪が回るように見えるので「カートリール」と呼ばれることもあります。
- ロンダート
倒立の際に身体をひねるのが特徴で、正式名称は「側方倒立回転跳び4分の1ひねり後ろ向き」です。
側転と似ていますが、違いは着地をした時の身体の向きが異なります。
チアダンス・アクロバット上級
本格的なアクロバットは振り付けに入っていると華があり目を引きます。
チアダンスにおける上級レベルのアクロバット技を紹介します。
- 前方転回
倒立状態を経過しながら前方向に回転跳びをする技で、完成形はバク転の反対回りにしたようなイメージです。
ハンドスプリングや前方倒立回転跳び、転回と呼ばれることもあります。
- 後方転回
前方転回の後ろバージョンで、立った状態から後ろに身体を反らせてブリッジして起き上がる技です。
初級で紹介した、立ちブリッジができれば後方転回もできる可能性が高いです。
- マカコ
しゃがんだ体勢で片手を床につけて、もう片方の腕で勢いよく全身を回転させる技です。
バク転の簡単バージョンというイメージを持っている人も多いです。
まとめ
ショルダーロールをはじめとするチアダンスのテクニックやアクロバットなど一つでも多く習得できると振り付けの幅も広がります。
新しい技に挑戦する際は先生や保護者の方に相談し、手伝ってもらえるようにしましょう。
初級・中級・上級と順にマスターできるよう、興味がある方は挑戦してみてくださいね。
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