インストラクターになりたい!と思っても、スクールによって働き方や環境なども大きく異なります!
インストラクターの働き方も、正社員か業務委託かなど様々です。
そこで今回は、正社員インストラクターと業務委託との違いや、正社員向きな人の特徴を解説します。
正社員と業務委託で悩んでいる方や、インストラクターに興味がある方は、是非参考にしてみてください!
目次
正社員のインストラクターは大変?
正社員インストラクターの大変なことを紹介します。
主な大変なことは次のとおりです。
- 指導以外の付随業務がある
- 責任が重いこと
- ノルマがあること
- 異動があること
正社員インストラクターの大変なこと|指導以外の付随業務がある
正社員インストラクターの大変なこと1つめは、指導以外の付随業務があることです。
インストラクターというと、指導のイメージが強いですよね。
自分の知識やスキルを教えたい気持ちからインストラクターを希望する人も多いでしょう。
しかし、実際は正社員インストラクターの場合、教室の運営もしなくてはいけません。
付随業務として次のようなものがあります。
- スタジオの清掃
- 顧客管理
- 売上管理
- 安全管理
- クレーム処理
- 相談対応
「指導をしたい」と思って、正社員のインストラクターになっても上記のような、指導とは別の仕事もあるため、大変に感じることがあります。
正社員インストラクターの大変なこと|責任が重いこと
正社員インストラクターの大変なこと2つめは、責任が重いことです。
正社員以外に、アルバイト、業務委託のインストラクターがいますが、正社員は責任のあるポジションに就くことが多く、重荷に感じることも…。
正社員は、スクールの責任者としてトラブル対応にあたることもあるでしょう。
責任の重さを感じて大変に思うことがあります。
正社員インストラクターの大変なこと|ノルマがあること
正社員インストラクターの大変なこと3つめは、ノルマがあることです。
多くのスクールでは、ノルマがあります。
「今月は新規顧客を〇人増やす」、「物販の売上を伸ばす」、「〇年までに店舗数を〇まで増やす」などのノルマが本社から課されることがあるのです。
アルバイトや業務委託の場合は、個人にノルマが課されることはあまりありませんが、正社員インストラクターの場合は、ノルマが課されることもあり、仕事が大変に感じる可能性もあるでしょう。
正社員インストラクターの大変なこと|異動があること
正社員インストラクターの大変なこと4つめは、異動があることです。
アルバイトのインストラクターや業務委託インストラクターの場合は、自分が採用された店舗のみで指導をするのが一般的。
アルバイトや業務委託は、異動は原則ないため、慣れた場所で付き合いの長い顧客と関わりながら仕事をすることができます。
しかし、正社員の場合は、数年に一度の異動があり、全国規模の会社であれば、全国転勤もするのです。
今の環境に慣れたと思ったら、すぐに異動をすることもあるため、それが大変に感じることもあります。
正社員と業務委託の違いとは
さて、ここまで正社員インストラクターの大変さをご紹介しましたが、正社員と業務委託はそもそも何が違うのでしょうか。
アルバイトは学生時代経験したことがあっても、業務委託として働いたことがない方も多いかと思います。
ここでは、正社員と業務委託の違いについて解説します。
主な違いは次の3つです。
- 契約の違い
- 求められるスキルやレベルが違う
- 収入が違う
【インストラクター】正社員と業務委託は契約が違う
正社員と業務委託の違い1つめは、契約の違いです。
正社員の場合は、企業側と「雇用契約」を結び、業務委託で働く場合は、企業側と「業務委託契約」を結びます。
まず、この契約の違いが、正社員と業務委託の違いです。
【業務委託契約】
業務委託契約は、案件ごとに期間が決まっているのが特徴で、第三者に特定の業務を委託するときに締結する契約です。
業務委託契約は次の3つがあります。
- 委任契約
- 準委任契約
- 請負契約
【雇用契約】
こちらは正社員が結ぶ契約で、契約期間は基本的になく、無期雇用です。
【インストラクター】正社員と業務委託は求められるスキルのレベルが違う
正社員と業務委託の違い2つめは、求められるスキルのレベルが違うことです。
新卒で入った正社員の場合は、研修を受講し、スムーズに働けるように、できる業務からスタートします。
本人のスキルや経験に合わせて業務が割り振られます。それに対して、業務委託として働く場合は、高いスキル・レベルが求められます。
業務委託のインストラクターとして働く場合は、即戦力になる人材が採用され、正社員ほど手厚い研修はなく、すぐに本格的な業務をすることもあるでしょう。
スクールごとに、どこまでを業務として契約するかにもよりますが、業務委託のインストラクターの場合は、レッスンのみを担当し、付随業務をしないことが多いです。
【インストラクター】正社員と業務委託では収入が違う
正社員と業務委託の違い3つめは、収入の違いです。
正社員は基本給があり、最低でもその基本給は支払われます。
業務委託で働くインストラクターの場合は、正社員と比べると変動しやすく、仕事の依頼がない場合は収入が減ることもあります。
業務委託は、基本給がないため「最低でも毎月〇円は見込める」というような最低賃金はないのです。
業務委託でインストラクターになる場合は、不安定なこともありますが、依頼が増えれば高収入も見込めます。
正社員と比較しても、業務委託は大幅に収入をアップさせることも可能です。
正社員よりも大変?業務委託契約を締結する際の注意点
正社員は、「雇用契約」として安定した契約を交わしますが、比較的業務内容に責任が重いとされています。
それとは逆に、業務委託であれば、いくつかの企業やお客様と契約することができ、頑張り次第で収入の上限がありません。
ですが、安易に業務委託契約を締結することは大変危険です。
違反による契約破棄で、収入が不安定になってしまうこともあります。
契約書を交わす際に特に注意して確認すべきポイントを3つ紹介していきます。
業務内容
できるだけ詳細な業務内容が記載されていることが望ましいです。
付随業務や関連業務を含んでいるか確認し、トラブルや責任問題を防ぎましょう。
業務の契約期間や報酬についても、それぞれ細かく確認しておくことも大切です!
機密保持義務
業務委託によって、様々な企業秘密が開示されます。
企業のノウハウや顧客情報などの企業秘密を守るために規定されるのが、機密保持義務。
企業秘密の漏洩は、訴訟に発展することもありますので、取り扱いには注意する必要があります。
損害賠償責任
例えば、お客様に怪我をさせてしまった場合や、設備や器具を破損してしまった場合、 会社の賠償金の上限額や責任負担はどの程度か、あらかじめ確認しておくことが大切です。
損害の状況によっては、個人でカバーできない場合もあります。
そのため、フリーで活動するのであれば、損害賠償責任保険の加入をおすすめします。
正社員のインストラクターが向いている人
正社員インストラクターと、業務委託契約を結ぶインストラクターの違いを解説しましたが、どちらが自分に向いているのか気になりますよね。
そこでここでは、正社員に向いている人の特徴を紹介します!
自分に合った働き方を見つけて、やりがいのある仕事を見つけてみてくださいね!
インストラクターとして安定して働きたい人
正社員インストラクターに向いている人の特徴の一つ目は、安定して働きたい人です。
正社員は収入が安定しているというイメージがある方も多いのではないでしょうか?
正社員には基本給があり、仕事年数が増えることで、少しずつ上がっていきます。
業務委託と比較すると、急激に収入がアップすることはあまりありませんが、収入は安定しています。
業務委託は基本給ではないため、「来月も依頼をしてもらえるだろうか」「突然契約解除とならないだろうか」などの不安を感じながら働くこともあるのです。
正社員インストラクターにはこのような不安がないので、気持ち的にも安心して仕事をすることができるでしょう。
また、正社員でインストラクターになると、福利厚生が充実しています。
福利厚生とは、企業が従業員やその家族に、福利を充実させるために設けている制度や施設のことで、福利厚生を基準に仕事を探す人も少なくありません。
収入と福利厚生がしっかりしていることは、正社員の大きな特徴です!
長く働きたい人
正社員インストラクターに向いている人の特徴の二つ目は、長く働きたい人です。
正社員インストラクターは雇用契約を結ぶため、契約期限はなく、長く働くことができます。
インストラクターというと体を動かすイメージがあるため、長く働けないだろうと考える方も少なくないと思います。
業務委託のインストラクターだと、レッスンなどの指導業務がメインとなるため、あまり長く働かない人もいます。
しかし正社員の場合は、経験や能力に応じて適した業務が割り振られます。
20代・30代は正社員として指導業務をメインに行い、体をよく動かしていた人が、40代になってからは人事や経理に配属されたり、スタッフの管理をすることもあるのです。
幅広い業務に取り組みたい人
正社員インストラクターに向いている人の特徴三つ目は、幅広い業務に取り組みたい人です。
正社員インストラクターは業務委託よりも仕事の幅が広く、指導業務だけでなく、付随した業務をする場合もあります。
新規店舗を増やすために物件を探すことや、新しいイベントやプロジェクトを考えることもあるでしょう。
正社員なら、教室の経営を任されることもあります。
指導以外のさまざまな業務を担当できるため、正社員インストラクターにはやりがいもたくさんあります!
また、その分自分の成長につながることもあるのも、正社員インストラクターの魅力です。
正社員インストラクターとして働ける仕事
インストラクターの仕事で正社員として働ける環境も少しずつ増えてきています!
ここでは、正社員としてインストラクター業務ができる仕事をご紹介します!
フィットネスインストラクター
フィットネスでは、インストラクターとして運動のアドバイスをしたり、受付やカウンセリングを行います。
月給は、店舗や業務によって大きく異なり、約20万~40万円前後とされています。
また、フィットネスのインストラクターは、入社後に健康や運動の基礎知識を学んだり、しっかり研修を行うことが多いので、安心して働くことができます!
フィットネスクラブの正社員は、福利厚生や休日休暇制度が充実していることが多いので、スポーツに関わりながら安定した仕事に就きたい方におすすめです!
ダンスのインストラクター
ダンス関係のインストラクターや仕事は、まだまだ正社員として働けるところはあまり多くないのが現状です。
インストラクターを募集していても、アルバイトや業務委託のスタジオがほとんどですが、正社員でインストラクターを雇っているスタジオや会社も少しずつ増えてきています!
正社員のダンスのインストラクターの場合は、インストラクター業務だけでなく、イベント企画や顧客管理などの事務作業も行うことが多いと思います!
正社員としてダンスを教えると、クラス数や生徒数の影響を受けずに月給として収入があるため、安定した環境で働けることが大きなメリットです。
マシンピラティスのインストラクター
最近は、ピラティスだけでなく、マシンピラティスの人気もあります!
マシンピラティススタジオでは、正社員としてスタジオで働く人を募集しているところが増えてきています!
業務内容としては、受付、カウンセリングまで行ったら、レッスンを担当し、店内清掃や電話対応も行います。
また、入社後は約1か月間の新人研修からスタートし、レッスン内容やインストラクションについて、解剖学の知識習得、ビジネスマナー初級編など、しっかり研修を行ってくれるので安心して働くことができそうですね!
月給は、店舗によって異なりますが、18万~23万円前後のスタジオが多くなっています。
Gravisのインストラクターに向いている人の特徴
Gravisでは、正社員、業務委託、アルバイト、インターンなど、様々な形でインストラクターとして働くことができます!
では、Gravisのインストラクターには、どのような人が向いているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
チャレンジし続けられる人【自分で考えて行動する人】
Gravisでは、「チャレンジする⼈を増やす」ことをミッションに掲げている企業です。
⾃分で考え⾏動する人の育成に力点を置き、従来のチアダンススクールとは⼀線を画した育成⽅針を実践することで、チアダンスの変革に取り組んでいます。
そんな思いに共感し、新しいアウトプットを生み出してくれる方にぜひ仲間になって欲しいです。
チームで成果が出せる人、出そうとする人
チームに貢献してくれる人の特徴は3つあります。
②仲間を理解し⽬標に向けて切磋琢磨できる⼈
③⼈の⼼を動かすパワーと⾏動⼒を持つ⼈
素直さ、協調性、情熱を持ち、チームワークを大切に行動できる方はGravisで活躍できます!
もっとGravisについて知りたい!という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
業務委託インストラクター募集
アルバイト募集
インターンシップ募集
Gravis公式サイト
まとめ
正社員インストラクターの大変なことを紹介しました。
正社員インストラクターの大変なことは次のとおりです。
- 指導以外の付随業務がある
- 責任が重いこと
- ノルマがあること
- 異動があること
大変なことはありますが、とてもやりがいのある仕事です。
正社員と業務委託インストラクターの違いは次のとおりです。
- 契約の違い
- 求められるスキルやレベルが違う
- 収入が違う
正社員インストラクターに向いている人の特徴は次のとおりです。
- 安定して働きたい人
- 長く働きたい人
- 幅広い業務に取り組みたい人
我こそは! という方は、ぜひ正社員インストラクターになってみませんか。
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