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【これを読めば丸わかり】チアリーディングの歴史と今後を解説!

2022年6月3日

キッズダンス情報

ここ最近、映画やメディアなどを通じて、「チア」という言葉を耳にすることが多くなりましたよね。

しかし、「チア」はどのようにしてはじまり、どうしてこんなにも普及していったのか、そこまで深く知る方は少ないと思います。

この記事では、チアリーディングのルーツを紐解き、今後を分かりやすく解説していきます!

チアリーディングのはじまり

チアリーディングの歴史は、150年以上も昔だと言われています。

まずは、チアリーディングがどのようにしてはじまったのか、その経緯についてみていきましょう。

チアリーディングのはじまりは150年も前?

チアリーディングは、1860年代にスポーツイベントの応援を目的として結成され、はじめは競技スポーツではありませんでした。

その後、アメリカンフットボールや、他のスポーツでもチアリーダーによる応援がポピュラーになっていき、観客を盛り上げるためアクロバティックな演技も取り入れたことから、現在のチアリーディングが確立しました。

世界初のチアリーダーは男性!?

当時、ミネソタ大学に通っていた「ジョニー・キャンベル」という男子医学生が、アメリカンフットボールの応援の際、観客席を飛び出しメガホンをもって必死に応援を指揮。

それがきっかけで、正式にチアリーダーとして任命され、世界初のチアリーダーが誕生しました。

つまり、世界初のチアリーダーは男性です!

チアリーディングは男性だけのスポーツだった!?

今、チアリーダーをイメージすれば、元気に美しく踊る女性が思い浮かびませんか?

当時は、先ほどお話したように「ジョニー・キャンベル」が世界初のチアリーダーに任命され、その後も約20年間は男性だけで応援活動が行われていきました。

日本では、女性は「チアガール」、男性は「応援団」というイメージが一般的です。

しかし、そもそも「チアガール」という言葉は和製英語で、1980年代に日本で「GOGO!チアガール」というタイトルのドラマが普及したため、「チアガール」=「女性」のイメージが根付いたのかもしれません。

チアリーディングの由来

「cheer」は「元気付ける、応援する」を意味し、「leader」は「導く人、先導者」という意味を持ちます。

つまり、先ほどご紹介しました「ジョニー・キャンベル」のように、先頭に立って観客を盛り上げられる精神を持った人がチアリーダーです。

また、チアリーダーには「チアスピリット(精神)」という言葉があります。チアスピリット(精神)とは、人を笑顔にし、元気づけ、励ます気持ちという考え方。

競技大会であれば、チームメイトや観客はもちろん、審査員やライバルチームも応援し励まし合うのが特徴です。

ライバルとなるチームを応援するなんて、他のスポーツでは考えられませんよね。しかし、チアの世界ではそれが一番大切なのです。

女性のチアリーダー誕生

では、男性だけのチアリーダーが主流だった時代から、女性もはじめるきっかけとなったのはいつ頃なのでしょうか?

きっかけや時代背景とともに詳しくみていきましょう!

女性チアリーダー誕生には戦争が関係

女性チアリーダーが誕生したのは、1923年以降。

第二次世界大戦で、次々と男性は軍隊に取られてしまったため、徐々に女性がチアリーダーとして参加する機会が増えていったのです。

ここで分かるように、女性のチアリーダーが歓迎されて参加していたのではなく、「やむを得ず女性の参加が認められた」という言い方が正しいのかもしれません。

今では、チアリーダーの97%が女性です。

ちなみに、当時のユニフォームは、今のミニスカートとは違い、ロングスカートを着用していました。

当時の演技は今と違う?

当時は、紙製のポンポンを使用して、マーチングバンドの音楽でダンス中心の応援を行っていました。

その後、徐々に「スタンツ」や「タンブリング」を取り入れたアクロバティックな演技を取り入れて、その難易度を競うスポーツへと変化していったのです。

「スタンツ」とは、人が空中に飛んだり、人が人の上に乗る組体操のようなチアリーディング特有の技を指します。

基本的には、2層までをスタンツと言い、さらにもう1人上に乗って3段になる技を総称して「ピラミッド」と呼びます。

「タンブリング」は、側転やバク転、バク宙などの床技です。

競技大会で高得点を出すには、タンブリングを演技に取り入れることが必須となります。

女性チアリーダーとチアリーディングの父の存在

女性チアリーダーの人口が増えていったのは、チアリーディングの父と呼ばれる「ローレンス・ハーキマー」の存在です。

彼は、世界初となるチアリーディングサマーキャンプを開催したり、今では当たり前となっているポンポンを開発するなど、チアリーディングの普及に大きく関わりました。

その後、全米チアリーダーズ協会(National Cheerleaders Association)を設立し、今でも全米最大級のチアリーディング協会です。

キッズ・ユースリーグの飛躍

チアリーディングの父である「ローレンス・ハーキマー」の活躍により、大学生だけでなく、小・中学校、そして高校でもチアリーディングをはじめる人口が増えていき、キッズ・ユースリーグが発達していきました。

そして大学のチアリーダーたちは、キッズたちにレベルの高いチアリーディングを指導するなど、チアリーディングの輪が広がりを見せたのです。

オリジナルチームの発足

同じ頃、プロアメリカンフットボールのチーム「ダラス・カウボーイズ」がオリジナルのチアリーディングチームを結成して話題を集めました。

その後、他のチームでも次々と独自のチアリーディングチームを発足させ、今ではアメリカンフットボールだけでなく、野球やバスケットボールでも、オリジナルのチアリーダーチームを持つことが当たり前となりましたよね。

オールスターチアとカレッジチアの違い

オールスターチアとカレッジチアという言葉を耳にしたことはありますか?

日本では、キッズ部門や大学部門など、年代別に細かく分けられることが多いですが、アメリカやオーストラリアでは、大まかにこの2つで分類されています。

それでは、詳しく解説していきます!

オールスターチアとは

オールスターチアチアとは、日本でいうクラブチームを指します。

学校に属さないチームですので、様々な年齢層がチームに所属しているのです。

また、オールスターチアとカレッジチアは、ルールも少し違い、「ジャンプ」「チャント(掛け声)」「ダンス」の有無が特徴です。

それを踏まえて、カレッジチアについて説明していきます。

カレッジチアとは

カレッジチアとは、大学のチアリーディング部を指します。

日本のチアリーディングは、カレッジチアの部活動タイプが一般的ですよね。

アメリカの大学では、一軍のチアリーディングチームに入ることができると、学費が免除される学校もあるんです!

カレッジチアのルールは、先ほど「ジャンプ」「チャント(掛け声)」「ダンス」の有無というお話をしましたが、カレッジチアは「ジャンプ」「ダンス」は必須項目ではないのが特徴です。

「チャント(掛け声)」は必須項目で、演技内に音楽を使わない45秒間を設け、掛け声だけで、いかに観客を巻き込めるかが重要視されます。

日本のチアリーディングの今後は!?

ここまで、チアリーディングの歴史について解説してきましたが、今後のチアリーディングはどのように発展していくのでしょうか?

また、海外から見た日本のチアリーディングのレベルなども見ていきます。

日本のチアリーディングの現在

チアリーディングと言えば、チアリーディング発祥であるアメリカが「不動の王者」というイメージを持つ方が多いと思います。

しかし、日本は世界選手権を連覇する程の実績を持つことをご存知でしょうか?

チアリーディングには、「ICUワールド(国代表)」と「IASFワールド(クラブチーム)」という2種類の世界大会があり、両者は大会ルールが異なります。

そのため、どちらのルールで競技を行うかで、出場できる大会も変わってしまうのです。

そもそも日本が連覇している世界大会には、チアリーディングの王者であるアメリカは出場していません!

アメリカでは、協会の推薦を受けたクラブチームが大会に参加することが多いため、日本のように国家選抜のチームとは大会が異なるのです。

さらに日本には、JCA(日本チアリーディング協会)ルールと呼ばれる国内の独自ルールが存在し、日本の独自ルールで開催される大会に出場する選手は、世界大会に出ることができません。

このようなルールにより、日本のチアリーディングが今「強い」のかどうか、アメリカを含めた海外とのレベルの差はどの程度なのか、得点や順位で世界レベルを比較することが難しいのが現状です。

チアリーディングはオリンピック種目に

国際オリンピック委員会(IOC)は、チアリーディングをオリンピック種目として正式承認しました。

毎年チアリーディングの世界大会が行われており、世界的に見てもここ20年間でチアリーディングの人口が爆発的に伸びたと言われています。

2028年のロサンゼルスオリンピックで、チアリーディングを見ることができるのか、今からワクワクしますね!

まとめ

チアリーディングの歴史、そしてこれからについて解説してきましたが、いかがでしたか?

「チア」は英語で応援を意味します。

応援をリードするチアリーダーは、男性でも女性でも、大人でも子供でも良いのです!

チアリーディングやチアダンスをはじめれば、自然とチアスピリット(精神)や協調性を学ぶことができ、これからオリンピック種目となる未来が待っています。

チアリーディングは、アクロバティックな演技を行うため、少し抵抗がある方も多いと思いますが、チアダンスであれば、大人も子供も楽しむことができるのが特徴です。

この記事を読んで、チアリーダーに興味を持った方は、是非、お近くのチアダンス教室へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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