華やかでエネルギッシュに演技するチアリーダーに、目を奪われた経験のある方も多いのではないでしょうか?
スポーツの試合やイベントなどで、掛け声やダンス、そしてアクロバティックな演技で観客を魅了するチアリーディング。
あまりメジャーなスポーツではないため、どんなスポーツなのか、普段どんな練習をしているかなど、分からないことが多いですよね。
この記事では、今、習い事として人気を集める「チアリーディング」について、練習内容やかかる費用などを詳しく解説しています。
少しでもチアリーディングに興味がある方は最後までお付き合いください!
目次
チアリーディングはどんなスポーツ?
まずはじめに、チアリーディングがどんな競技スポーツなのかご存知でしょうか?
「cheer」は「元気付ける、応援する」、「leader」は「導く人、先導者」という意味を持ち、日本で言う「応援団」として結成されたのが、チアのルーツです。
基本的にチアリーディングは、5人~10数人で2分30秒間演技を行い、シンクロ性や構成、技の難易度を加味して順位を争うスポーツです。
では、よく耳にする「チアリーダー」とはどんな人たちなのか、そしてチアリーディングとチアダンスの関係性についても見ていきましょう。
チアリーダーとは?
チアリーダーとは、「チアスピリット」を持ち、「先導して観客を盛り上げ、応援する人」を指します。
チアスピリットとは「自分が笑顔で応援することで、人を励まし元気にする」という心意気で、この精神を大切にし、演技を行うのがチアリーダーです。
ちなみに「チアリーディング」や「チアダンス」は、スポーツの名称を指します。
チアリーディングとチアダンスの違い
チアリーディングとチアダンスは、共通点も多いですが、決定的に違うことがあります。
それは、「アクロバティックな演技を行うかどうか」です。
競技のチアリーディングは、人が空中に飛んだり、人が層になる組体操のような「スタンツ」と呼ばれる技を演技中に取り入れ、その難易度で高得点を狙います。
また、チアダンスは、アクロバティックな要素は取り入れず、チアリーディングのダンス部分に特化し、一体感や同調性を競い合うスポーツです。
ポンポンを持って元気に踊るイメージのチアリーダーたちですが、スポーツになるとこのような違いがあります。
チアを始めてみたいという人は、アクロバティックな演技があるのか無いのかを基準に、チアリーディングにするか、チアダンスにするのか検討してください!
子どもの習い事にチアリーディングがおすすめの理由
チアリーダーをはじめ、スポーツであるチアリーディングやチアダンスの違いについてなんとなくイメージは湧きましたか?
そんなチアリーディングですが、今、キッズの習い事として沸々と人気が高まっているのです。
では、なぜ習い事に、チアリーディングが人気なのか見ていきましょう!
礼儀が身につく
チアリーディングは、「挨拶」や「返事」がとても重要です。
それは、チアスピリットである「人を元気にし励ます」というマインドが根底にあるため、気持ちの良い挨拶や返事などは礼儀として厳しく指導されます。
また、チアリーディングの大会でも、ライバルチームを応援しますし、他のチームとすれ違う際は「本番、頑張ってください!」と挨拶だけでなく、一言声を掛ける姿がよく見られます。
挨拶や返事だけでなく、靴を揃えたり、ポンポンや応援グッズの扱い方、私物の管理なども同様です。
チームメイトを含めた周りの人を、不快にさせない振る舞いが基本のため、礼儀を徹底的に指導していきます。
柔軟性やバランス感覚が養われる
美しい演技やアクロバティックな演技には、柔軟性とバランス感覚がとても大切で、両方の能力が高ければ、不意の衝撃を吸収したり、ケガのリスクを回避することもできるのです。
特に、チアリーディングは、スタンツの上でY字バランスしたり、エビ反りで空中を舞うなど、柔軟性とバランス感覚が最も重要なスポーツ。
そのせいか、チアに携わる人は「生まれつき身体の柔らかい人」だと思う方も多いと思いますが、努力次第では大人になってからも、柔軟性やバランス感覚を身につけることが可能です。
ただ、やはり幼少期からチアリーディングをやることで、より効果的に柔軟性やバランス感覚を得られるのは間違いありません。
協調性が身につく
チアリーディングは、複数人で一つの演技や技を作り上げていく団体競技です。
チアスピリットでもあるように、まずは思いやりを持って人と協力し、信頼関係を築き上げなければ、高度な技を習得することはできません。
また、特にクラブチームやキッズのチームは、年齢が離れている選手もチームに所属しているため、チームメイトの気持ちを考えながら、自分の意見をしっかり伝えることも大切になってきます。
自分の意見や人の意見を取り入れながら、信頼関係の輪を育み、協調性を身につけていくことができるのがチアリーディングです。
筋力・体力がつく
上記でも書いている通り、チアリーディングは人を空中に飛ばしたり、人の上に乗るなど、アクロバティックな演技がメインとなります。
そのため、筋肉はもちろん、2分30秒間の演技をやり抜く体力が必要です。
チアリーディングは、華やかなスポーツに見られがちですが、練習では筋トレや有酸素運動などを取り入れた地道な体力づくりがマストとなります。
チャレンジ精神や責任感が身につく
チアリーディングやチアダンスは、人前で演技を披露したり、スポーツ応援では観客たちの先頭に立って応援を先導します。
そのため、人の前に立って自分を表現することを楽しむことができるようになるのです。
また、チアリーディングの技は、何か月もかけてようやく形になる大技にも挑戦します。
その大技を成功させるには、自分のポジションを全うし、恐怖心と戦いながら失敗しても諦めずに立ち向かっていく心と責任感が必要なのです。
ポジティブマインドになる
チアリーダーは、どんなに練習が辛くても、笑顔を絶やさずポジティブで明るく人を元気にするという心意気を持たなければなりません。
辛いときこそ、笑顔でいるのが基本のため、練習中でも明るく元気でいることが求められます。
笑顔でいることは気持ちもポジティブにしてくれますし、チアリーディングをはじめることで、性格が明るくなったと言われる人も多いようです。
チアリーディングをはじめる人が準備する物とかかる費用
さて、ここまでチアリーディングの競技内容やチアリーダー精神について学んできました。
続いては、習い事としてチアリーディングをはじめるにあたってどんな物を準備しなければならないのか、またそれには、どのくらいお金がかかるのかをご紹介していきます。
ユニフォーム
チアリーディングをはじめるには、チームオリジナルのユニフォームが必要となります。
ユニフォームは、1セット25,000円~40,000円程かかりますが、大会やイベントの度に新調することは、まずありませんので初期費用と考えて問題ありません。
シューズ
基本的に、チアリーディングの大会に出場する場合は、日本チアリーディング協会が指定したシューズでなければ、大会への参加は認められません。
そのため、多くの場合は専用のシューズを購入することになりますが、大会の種類によっては普段使用するランニングシューズでも出場は可能です。
シューズの値段は、8,000円~10,000円程度となります。
チームオリジナルグッズ
チーム名が入ったお揃いのグッズを作ることが多々あります。
代表的なのは、ウインドブレーカーやバック、Tシャツ、ポロシャツ、スウェットなどの練習着をお揃いの物に揃えるチームは多いです。
Tシャツですと、3,000円前後、バックやウインドブレーカーは、それぞれ10,000円程かかると考えていた方が良いでしょう。
練習着やタオル
特に指定がない場合は、Tシャツに短パンがオーソドックスな練習着のスタイルです。
ハードなスポーツなので、夏場は練習着が何枚か必要になることもしばしば。
スタンツを行う際などは、滑らないように汗拭きタオルでしっかりと汗を拭くことも必要です。
ポンポン
チアリーディングは、基本的に2色のチームカラーを持っており、その色に合わせたポンポンを揃えます。
指定のフィルムを使って自分で作るか、出来ているものを買うかはチームによって異なりますが、相場は、1セット(2個)で1,000円程です。
こちらは消耗品ですので、買い替える必要があります。
入会金と月謝
習い事としてはじめるとなれば、入会金や月謝が必要で、幼児~小学生のチアリーディング教室の相場は以下となっています。
・入会金:3,000円~10,000万円程度(キャンペーンや即日入会で無料となる場合もあります)
・月謝:7,000円~12,000円 程度(レベルやコーチ料によって大きく変動します)
スポーツ保険
チアリーディングは危険を伴うスポーツですので、スポーツ保険へ加入が必要です。
入会金に含まれていることもありますが、年間で1,000円~1,500円程。
万が一に備えて加入することをお勧めします。
大会の参加費
他のスポーツの大会と同様、チアリーディングの大会も参加費用がかかります。
大会によって値段は異なりますが、1回あたり3,000円程度です。
その他
その他の細かな費用は、病院代や髪の毛をまとめる整髪料やヘアゴム、交通費などです。
チアリーディングは、腰や手足首などを痛めやすいスポーツですので、診察料の他に、リハビリ代やマッサージ代、テーピングやコルセットにもお金がかかる場合があります。
そのため、先ほど書きました「スポーツ保険」に加入し、うまく利用することがおすすめです!
チアリーディングは何歳からはじめるべき?
チアリーディングと聞くと、大学生のスポーツというイメージはありませんか?
これまでは、大学のチアリーディングが盛んでしたが、最近ではチアリーディングをはじめる年齢層がどんどん下がってきているんです!
続いては、その理由について解説していきます。
3歳~小学校低学年がベスト
部活動がきっかけでチアリーディングをはじめる人が多いと思いますが、さらに上を目指すなら3歳~小学校低学年のうちにはじめることがおすすめです。
キッズのチアリーディングを教えている教室はあまりないのが現状ですが、幼いころから、礼儀や協調性、そしてチアスピリットを身につけることで、何事にも前向きに取り組む子に育ちます。
中学・高校からでも遅くない
小学校低学年までにというお話をしましたが、中学~社会人まで続けられるスポーツですので、チアリーディングをはじめるのに遅いということはありません。
また、チアリーディングで培う、体力や忍耐力、そして協調性やコミュニケーション能力は、就職活動でも大いに役立てるのが魅力です!
シニアのチアダンスも人気
最近では、シニアのチアダンスも人気があり、平均年齢60歳以上のチームが数多く存在します。
チアリーディングは、アクロバティックな演技が必須ですが、チアダンスであれば楽しく続けられますし、健康のためにも最適な習い事です。
まとめ
いかがでしたか?
アクロバティックな演技をするチアリーディングを習えば、柔軟性や体力、筋力がつくだけでなく、人を思いやる気持ちや協調性などが養われます。
この「チアスピリット」が、子どもの習い事として人気を集める最大の理由です!
是非、この記事を読んで、少しでも「チアリーディングやチアダンスに興味が出た!」「子どもにチアリーディングを習わせたい!」と思った方は、お近くのチアリーディングまたは、チアダンス教室の体験へ足を運んでみてくださいね!
きっと、他のスポーツにはない、チアリーディング特有の空気感に魅了されること間違いありません。
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